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2004年〜2005年

       
2,007年 12月 21日 昇段級試験

 

 


 ・昇段級試験
 ・自由組み手反省
 <膝蹴りの対処>
 組み合った時、近い間合いなので膝蹴りを狙うが、膝蹴りが来た瞬間に開手で膝蹴りを落としその儘捌き崩し。 
 <相手との間合い>
 相手が大きい場合、圧力に押されるが、一度前蹴り等で自分の間合いにし、そこから攻める。
 <片足取った時の対処>
 一度誘いを掛け押した瞬間に引っ張り、極める。
 <相手の後ろを取った時の対処>
 相手の後ろを取ったら自分が優位であるのを忘れない。そして腿当てや身体の中心力を奪う様にすると相手は倒れる。
 ・ゆっくり空乱

 
〈感想〉
  咄嗟の判断が自由組み手では求められる。自分が優位な状況の時に心に余裕を持つ事で何でも出来る事、機転を利かせる事を瞬時に考えなければならない。
 級を増す事に稽古をしていれば、体力も増す筈であり、体力審査で増進が無ければ稽古の内容を考えなければならない。
       
2,007年 12月 18日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・形
 ・捌き崩し極め
  <受け取り>
 <巻き込み投げ>
 相手が落ちる膝の角度は、微妙に対戦相手に因って違う。厳密に言えば膝から落ちる角度は同じであるが、倒れない場合は、相手を誘う事に因って相手の誘われ難い角度に持っているから崩れない。無力化する事で中心力が戻るその前に技に入る誘いのタイミングを相手に因って微妙に変化させる。
 また、引き手と相手の腕への極めが甘いと相手に逃げる場所が出来て仕舞う。
 ・空乱

 
〈感想〉
  巻き込み投げでは一度後ろを向くようにし、顔が先に投げる方向を向かせると先が良く見えるので、自分の引き手の甘さも分かって来る。中心力も背骨を軸とした中心軸に対し螺旋上に巻き付くように移動させる事が必要なのではないかと思った。
       
2,007年 12月 14日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・形
 ・受け身
 ・捌き崩し極め
  <受け取り>
 <巻き込み投げ>
 相手に対しての引き手を絶対的に止めない事。イメージ的には自分の外に回る螺旋にまで持って行き延々に止まらないような引き手が必要。
 ・空乱

 
〈感想〉
 巻き込み投げに限らず崩し技は、相手の崩れる角度を瞬時に判断する必要がある。館長
はその角度を本能的に知って居られるのから、何回遣っても誰が相手でも同じように崩れる。
 遅い動きで行う場合、高等技術であり、動きが止まり易い。常に動きっぱなしであり、自分が陽性になり、相手を押し広げの原理で引き延ばす事に因って相手の中心力は更に奪う事が出来る。
       
2,007年 12月 11日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・形
 ・受け身
 ・捌き崩し極め
  <受け取り>
 後ろ手で相手の顔面突きを山掛けの外掛け、その後内掛けをして相手を斜めに引っ張る。
 <巻き込み投げ>
 相手に腰をぶつけるように帯を一段低くして入り、出来るだけ相手の腕の奥に入るようにする。そして、腰を接触させた儘、相手の肘を極め、腕を引っ張り続ける。
 ・空乱

 
〈感想〉
  巻き込み投げは、相手を無力化する事でその瞬間に巻き付くように崩して行くが、そのタイミングが未だ掴めなかった。相手に対し、半身で身を寄せる時、館長が見せてくれたのは相手をすり抜ける様に入る事で相手には安心感を与えると言うのには驚いた。
 また、肘を極めながら、相手の肘と拳を下に追いやる事を忘れなければ、相手は腰を巻き付くように崩れるが、柔道の背負い投げの様に腰は痛くならない。
       
2,007年 12月 9日 特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・形

 
〈感想〉
 少ない人数で形の稽古を行うとじっくりと考える時間が増える。今日は平安二段の形を見直した。
       
2,007年 12月 7日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・形
 ・捌き崩し極め
 ・空乱

 
〈感想〉
 手を合わせる事に因って突きの威力が増す。相手に身体を合わせる事で相手を崩し易くなる。一度陽性になると言う事にも繋がると思った。
       
2,007年 12月 4日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・護身術
 相手の顔面突きを半身で受け取りする時、相手の突きの軌道を変えずに受ける様に心掛ける。相手から半身になると少ない力で螺旋に巻き込む事が出来る。
 ・捌き崩し極め
 ・拳足鍛え
 ・空乱

 
〈感想〉
 基本技が最近だれて来ている様な気がする。突き蹴りは速く出すように心掛ければ瞬発力が付いて来る。突き蹴りの遅い人でもその内に神経の伝達速度が良くなって来るような気がする。また、基本技を速くすると内八字立ちに戻らずにその儘惰性で稽古しまいがちだが戻る努力をする事と突き蹴りでインパクトの瞬間が最大限速い動きになるように心掛けたい。
 望年会でやった護身術を復習したが、相手より半身になる事は受け取りに於いて基本であるが、捌き崩しの展開に少ない力で技を掛けられるのが分かった。だから、受け取りが基本なのだと思った。
       
2,007年 11月 30日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・転掌の形
 ・護身術
 ・試割
 ・転掌の形
 ・空乱

 
〈感想〉
 必ず膝下45°の角度に崩す事を相手の動きを見ながら下を見ずに感じなければならない。それ以外の角度では力業以外に倒れてはくれない。
 相手から半身で中心をずらし相手の中心軸を崩す事、それから先に目を遣り身体をそれについて行かせ、前屈立ちのような状態を保つと相手は自分の身体に巻き付きながら崩れて行く。然し、角度が違えば螺旋は成立しない。と言うことは角度も膝下45°の角度に来ていない。
 館長が技を掛けると自然に45°の角度に体が移行する。相手に入り込むよりも効率的かつ力が要らない技である。結局は館長が仰る様に、宇宙の秩序であり、物理学なのだと思うのだが、中々簡単には出来ない。
       
2,007年 11月 27日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・転掌の形
 ・護身術
 <両手を二人に持たれ引っ張られた時>
 相手に引っ張られた時に若干上に誘いを掛け、一歩目か二歩目に相手の手の親指に掛ける様に手の甲側を出 し(丁度弧拳の様に)、股の下を覗くように急に止まると、相手は躓く。
 <襟首を持って引っ張られた時>
 一歩前に出て体を相手の懐まで寄せる。手首より上を極めた状態で挨拶するように腰を曲げると相手は崩れる。
 <襟首を持って押された時>
 相手の正面から外して外側に一歩出る。勢いその儘に相手の手首を極めた儘、天地投げの様に相手を崩す。
 <手首を持たれ引っ張られた時>
 手首を弧拳のようにし、相手の横に一歩前へ出てから崩したり、前屈立ちになり崩す。
 <首を後ろから羽交い締めされた時>
 首を張り亀の首の様にして筋肉を固める。その瞬間に隙が出来るので、脱力して一気に下に抜く。
 <鞄を持って居る時に襲われた時>
 相手は鞄を斜め側から投げられると手を顔面に持って行き、怯む。その瞬間金的ががら空きになるので金蹴りをする。
  ・空乱

 
〈感想〉
 顔面を目打ちする事を百発百中にする事に因って相手の隙を作る。館長は目打ちを行うと見ずともその位置が手に取るように分かっているので、可成り緊張感があった。
 今まで開手で抜きを稽古して居たが、掌を開きそれから弧拳の様にすると相手の腕は掴んだままになり、相手の頭と肩を浮かす事に因って立ち上がれもせず、相手は手首をその儘どうしようなく掴んでいる。
 館長から雁字搦めで更に3人掛けで持たれた時を見せて貰ったが不思議に抜けて3人を次から次に捌き崩した。達人だけが出来る技である。
       
2,007年 11月 20日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・転掌の形
 最後の背刀に入る際は手は前目で手刀を行う事を館長から御指摘された。
 ・捌き崩し極め
 <抜き>
 <受け取り>
 相手の中心力を奪うには、突きを必要以上に払わないようにする。相手の突きを更に加速するようにして取って行く。また、その方が自分の中心軸も狂わない。動体視力を鍛える為に最初の内は遠目、慣れて来たら近目に構えて貰い、相手の形の動きを見ながら受け取りをする。 
 <肘崩しの段階的稽古>
 <巻き込み投げの段階的稽古>
 <回し蹴りを極める>
  極めの瞬間にぴったりと脇の下に嵌る時、相手も自分も極まったと分かる時がある。極めもタイミングで一瞬にして螺旋の動きをしながら脇を締めて行くと極まり易い。
 <返し技>
  巻き込み投げなどは相手が崩れない場合でも既に相手の懐に入り込んでいるので、練りを遣りながら180度以上足を引いて前側に引き落とすと崩れて来る。
 ・空乱

 
〈感想〉
 知らず知らずに形も乱れて居て、それを間違った儘延々とやり続ける所だった。形の意味を考えるとそれはどういう事なのか見えてくるが、それを感じずに遣っていたのかも知れ無い。また、息吹を行うともっと疲れると館長から御指摘された。余り疲れないのは呼吸法の何かが違うのだろう。
 捌き崩し極めでは、相手の中心力の位置を常に感じながら捌き崩しを行う必要がある。身体の柔らかい人は中心力が移動があまり無く、ある意味安定をして居る。そう言う人を崩すには、足が出る前に崩すか、一瞬無力化する瞬間に技を出して居れば捌き崩せる。相手は崩れない原因は自分の中心力の保持に原因があるような気がする。中心軸を正し、中心力を展開する事、手の動きもあるが基本はこれらなのだと思った。
       
2,007年 11月 18日 特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・転掌の形
 ・空乱

 
〈感想〉
  白帯の人に転掌の形を指導した稽古だった。形にうる覚え的な物は必要無く、一つ一つが意味があるので、それを説明しながら行うと自分の欠点も見つかる。
       
2,007年 11月 16日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・転掌の形
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・捌き崩し極め
 <受け取り>
 <肘崩しの段階的稽古>
 <巻き込み投げの段階的稽古>
 <回し蹴りを極める>
 <返し技>
 ・空乱

 
〈感想〉
 同じ人が組みに成るとその人の動きの特徴が分かる。違う人に当たると通用しない。相手の動きを感じながら中心力の位置を確認しながら稽古したい。 
 
       
2,007年 11月 13日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・捌き崩し極め
 <抜き>
 左ねじで相手に誘いを掛けるように螺旋を描きながら抜いて行くと滑らかに抜ける。
 <肘崩しの段階的稽古>
 <巻き込み投げの段階的稽古>
 <回し蹴りを極める>
 回し蹴りを偶然にも抱え込んで取った場合、相手の無力化するタイミングで引き落とし、相手の皮膚を足首に向かって引っ張るようにして、足の骨を極める。
 <返し技>
 相手が一度で崩れない時でも相手の中心力が戻るタイミングで引いたり押したりする事に因り、もう一度相手が崩れる時がある。その時を狙って2、3度返し技を打つ。
 ・空乱

 
〈感想〉
 極めを行う時、相手の関節部で皮膚を螺旋を描きながら伸ばし、引っ張ることによって極まりが深くなる。館長が見本を見せて下さるが、関節を伸ばすような行為が無く、一気に受けを取った瞬間に極まっているような気がする。何故か考えてみると、取る瞬間に螺旋を描いて取っているのでもう既に嵌っているのではないかと思った。
 山掛けの受けを行っていると動体視力が良くなって行くと館長が仰った。顔面突きも自分の中心を崩さずに相手の突きの軌道を変えずに相手に入り込んでいった方が、相手の中心を取れる。其処から相手の横に開いてから身体をずらし、中心力を保持しながら移動すると崩しの体勢に滑らかに行ける。また、顔面突きのスピードを速く上げて貰うと中心力が崩れる瞬間がゆっくりの動きよりも大きい。ゆっくりだと変化があまりないので反対に難しいように思った。
 受けが陰とするなら、相手の懐に潜り込むのは陽、そしてもう一度相手から離れて陰、その繰り返しが捌き崩しで相手を倒す骨なのかも知れ無い。
 
       
2,007年 11月 11日 黒帯研究会

 

 


 ・基本技
 テーマ 平安初段見直し 担当 鈴木 健司
 <鉄槌の抜き手について>
 <腕折りについて>
 <回転時中心軸について>
 <追い突きについて>
 <手刀回し受けについて>
 ・空乱

 
〈感想〉
  細かく見て行くと疑問点が沢山上がった。平安初段は前屈立ちと手刀回し受けの繰り返しであり、基本中の基本技が沢山含まれている技なので確認して見直したい。
       
2,007年 11月 9日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・捌き崩し極め
 <抜き>
 <肘崩しの段階的稽古>
 <巻き込み投げの段階的稽古>
 <腕拉ぎで手を十字に組まれた時>
 手首を支点にして中指一本拳などで膻中付近を圧迫すると急所なので痛さで解ける。
 ・空乱

 
〈感想〉
 段階的に捌き崩しを行うと何処が悪いか自分の欠点が分かり易かった。
 巻き込み投げで、小さい者が大きい者に対して体重差がある時に頸動脈付近を背刀の様な形で叩き、もう一回叩くと力が無力化されている。
 また、首を傾げる様に顎が上を向くと小さい者でも中心力が保持出来ずに崩れ始める事を館長からご指導戴いた。詰まり、基本技でも首を傾げながら稽古する癖があると中心力は失われた状態にあるのではないかと思った。
 
       
2,007年 11月 6日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・捌き崩し極め
 <肘崩しの段階的稽古>
 1.組み手立ちから突きを外から内へ山掛け。(この時、手は開手、接触時間を長く。)
 2.組み手立ちから突きを後ろ手で手首に引っ掛けて取り、(この時、滑るようにして手首の止まった所で螺旋を描くように手首を外側方向に回す。)肘の上部から肘に向かって1と同じように山掛け。
 3.2の要領で手首を取った腕は螺旋を描きながら進行方向へ、そして一度上側に誘いを掛け、肘の上部から肘に向かって下に落として行き、最終的には膝下45°の角度に崩す。そして、腕拉ぎで極める。
 <巻き込み投げの段階的稽古>
 1.組み手立ちから突きを内から外へ山掛け。(この時、相手の突きを接触時間を長く手首を取るように。)
 2.組み手立ちから突きを内から外へ両手で山掛けをし、出たがり足を作り、前足を一歩引く。そしてその前足を前に出し、腕は相手の死角から背刀を行うように首筋に誘い、膝下45°に崩す。
 3.組み手立ちから突きを中心力を維持しながら交わし、相手の懐深く入り込む。そして首筋に巻き込み投げをするが、相手の太腿や膝と接触する位の距離なので、同時に膝崩しを行い、相手を崩し、腕拉ぎで極める。
 ・空乱

 
〈感想〉
 関節技の腕拉ぎで一度相手の顔方向に腕を伸ばしながら誘うと因り深く極まって行くのには驚いた。関節の柔らかい人でも一度誘いを掛けるように螺旋の回転を与える事に因って、余裕を持って居る関節も伸ばされ始める傾向にあると思った。
 
       
2,007年 11月 2日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・拳足鍛え
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・捌き崩し極め
 <小手投げ>
 <腕拉ぎ>
 <裏小手投げからの逆腕拉ぎ>
 <膝崩し>
 相手に懐深く潜り込んだ時、相手を小手投げや四方投げで投げると思わせるように、腕の方に意識を持たせておいて、実は相手の膝を膝下45°に招くのが主で崩して行く。相手は手に意識が言って居るので、膝で崩れて居ると気付かない。
 ・空乱

 
〈感想〉
 館長の膝崩しは、まるで手品を見て居るかのような物だった。小手投げで崩されて居ると確信していたが、後で膝の動きを見てと言われた時に始めて膝に膝が当たって居るのに気付いた。手品な種明かしをして戴いたが、館長が行う武道の技と言うのは多彩であると思った。
 
       
2,007年 10月 30日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・拳足鍛え
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・捌き崩し極め
 <抜き>
 相手を誘う事を念頭に置き、練りに因って自分の中心力を崩さない様にする。また、練りは足から行くのでは無く頭の方から捻り棒の様に中心力を保持しながら回転すると、相手の腕が離れ難い。
 <小手投げ>
 相手が柔らかい時は、添え手を開手にしても崩れない時がある。この時は相手の手の甲を押し広げるように添い手をし、相手の肘も動かないようにすると相手は崩れ易い。
 又、相手の手のを取る時、親指の母指を立てて取ると相手に力が入るので親指の平で押すと崩れ易い。
 <腕拉ぎ>
 <裏小手投げからの逆腕拉ぎ>
 ・空乱

 
〈感想〉
  少年部の稽古生を指導すると自分と同じようにやる基本技が目に付く。詰まり自分の癖まで教えて仕舞う事になる。基本は癖を無くさなければ成らない。館長の様な基本を目指して行かなければ成らないが、指導する時は特に注意しなければ成らないし、基本を教えると言うのは、大変な労力であるし、勉強になる。
 極めでは身体の柔らかい人に当たると抜ける時がある。其れには基本の指であり、手首であり、基本の極めが甘いのだと思う。あるポイントに入ると関節技が極まる時があるが、そのタイミングと前段階が違うのだと思った。
       
2,007年 10月 28日 特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・捌き崩し極め
 <腕拉ぎ>
 <裏小手投げからの逆腕拉ぎ>
 <相手が手を合わせて腕拉ぎが出来ない時の解き>
 ・空乱

 
〈感想〉
  小手投げの崩す方向と中心力の保持を心掛けて稽古した。人に因って技が違うのでは無く、基本は同じであり、倒れない時は何かが違う。
       
2,007年 10月 26日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・拳足鍛え
 ・捌き崩し極め
 <腕拉ぎ>
 相手を崩した後、相手の手首を極めた状態にある時、顔面と肋に蹴りを入れると相手は遠ざかり、肘が伸びた状態になる。相手は抵抗し、丸くなってきたら此を繰り返すと太腿により頸動脈が押さえられるので、首も極まってくる。
 肘の関節を梃子の支点にし、開手で肘より手首側を皮膚が伸びるように押さえその儘反り返る様にすると手首、肘が極まる。
 <裏小手投げからの逆腕拉ぎ>
 相手が顔面突きをして来た時内から外へ山掛けをし、相手の手首を螺旋の動きに沿って巻き込んで行く。前屈立ちをするように相手の三角筋付近を開手で下から上に丸太を切るような感じで誘いを掛け落として行く。其れと同時に後ろ側の足を練りをするように引くと相手は膝から崩れる。
 その後、腕拉ぎ同様に顔面、肋に蹴りをし、肘関節を梃子の支点にし極めるが、相手の手首を返し、小指側に捻り、自分の身体も同じ方向に捻って行くと更に極まる。
 <相手が手を合わせて腕拉ぎが出来ない時の解き>
 相手が抵抗し、手を合わせた時はどちらでも良いので手を上から突っ込み、反対側の腕の手首を持ち、その手は相手の腕を取り4の字を作る。自分の手首を梃子の支点にして捻りながら指の隙間から開いて行くと解ける。
 注意として自分の腕と相手の腕の手の甲側を掴む事と力点から支点の距離の長いと力が必要。
 ・空乱

 
〈感想〉
  稽古して居て腕拉ぎが極まるタイミングが分からないので、関節が折れる前に辞めるような準備が必要だと思った。
 立ち技から腕拉ぎも館長から指導を受けたが、未だ極まるポイントが定かではない。手首を極め、肘を極め、肩を極めて行くと言うように順番に極まって行くから面白い。
       
2,007年 10月 23日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・拳足鍛え
 ・捌き崩し極め
 <小手投げからの極め>
  受けは開手を出来るだけ拡げると技が掛かり易い。相手の肘が真っ直ぐである時、肘が反対に脇が締まって居ても相手は力が入る。立体的な螺旋を誘いに掛ける時に 螺旋の円を相手側に寄せるが、この時に相手の肘が曲がるように誘う。曲がり過ぎると相手に力が移行する。そして、小さい螺旋から大きい螺旋に 滑らかに移動する。
 また、小手投げをする時に練りに因って一歩足を前に出すが、この時に一歩出さない方の足から相手に分からないように膝を移動し、中心力を移動して行くと相手に力が行き難い。
 ・空乱

 
〈感想〉
  今日は小手投げを遣っている時に自分なりに進歩があったと思う。相手は膝から崩れるが、肘を固定させると相手は力を移行しないと館長から御指導受けた。捌き崩しの技総てに言える事なのかも知れ無いが、目から鱗だった。
 また、館長の練りに因る体重移動は自然であり、相手に気付かれないのは、中心力が移動して居るのが、分からないように動いているかその技に入れるのだと思う。いとも簡単に練りをされるが、中心力・中心軸を崩さない様な動きである。達人技であるし、こういう所の基本ベースが違うのだと思った。
 手を開手にするのも、受けは開手を精一杯開いた方が受けられる事を教わった。それは宇宙の秩序であると館長が仰ったが、此もまた試してみて感動した。
       
2,007年 10月 21日 特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・捌き崩し極め
 呼吸投げ、抜き、小手投げ、小手投げからの極め

 
〈感想〉
  小林さんが特別稽古に来て一緒に稽古した。人に教えると自分の理解も深まるので有難い。
       
2,007年 10月 19日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・拳足鍛え
 ・捌き崩し極め
 <小手投げからの極め>
  相手を真正面に立ち、拳を握って右足を前に出す。相手も右足を一歩前に出し、右手を取ってくるので、手を抜きながら誘いを掛け、相手の手の小指と薬指の間の親指を入れて螺旋を描きながら相手を膝下45度の角度に崩して行く。この時、前屈立ちになり中心軸を崩さないようにし、後ろ足を練りの要領で足を後ろに引くと巻き込みながら崩れる。
 この後、相手の親指を握り相手の手首を両手で極めた儘、相手の自由を奪う。
 ・空乱

 
〈感想〉
  小手投げを稽古していると色々な基本が凝縮されている。館長が手本を見せてくれるが、中々その通りには行かない。違いを考えると一つ一つの基本がしっかりとして居るのと相手が崩れる方向に導かれている。
 矢張り稽古を繰り返して行くしかないのだと思う。
       
2,007年 10月 16日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・拳足鍛え
 ・捌き崩し極め
 <小手投げからの極め>
 小手投げをしてから倒れてから、相手の親指を親指の付け根から持ち、練りを繰り返して相手がひっくり返るまで極める。
 ・空乱
 

 
〈感想〉
  小手投げで相手が中途半端に崩れる時は、力業に成っている時である。力を入れる所は、親指の母指だけであり、他の所に力が入って仕舞う。
       
2,007年 10月 12日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・武器稽古
 ・捌き崩し極め
 <蹴り技の捌き>
  相手の中心軸を崩す事が始めであり、中心軸は相手が蹴り技を出した後に打撃を加えると崩れて行く。中心軸は一瞬に戻るので、その一瞬で捌きを掛ける。相手の体幹に近い部分に打撃を与えた方が崩れる割合が大きい。
 

 
〈感想〉
  基本稽古では回し蹴り系の蹴り技を行う時は、中心軸が崩れる。普段の稽古から軸を意識して稽古するべきだと思う。
       
2,007年 10月 9日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・武器稽古
 ・捌き崩し極め
 <呼吸投げ>
 右より左に行った時の方が中心力が取れる。
 <小手投げ>
 相手の体が柔らかい場合は、肘 が内側に入って来るのでその肘を外側に相手の脇を空けさすようにすると相手は崩れ易い。また、手首の掌側で極めて行かないと相手の逃げる可動範囲を作って仕舞う。
 <背負い崩し>
 相手 の突きを外掛けで取りながら、肘に対して押さえて行くと相手は崩れ易い。相手との密着し、その密着が広がらないように相手に腰をぶつけて行く。そして、つま先立ちに成る程に母指に力を入れながら、相手の取った拳を地面に対して引いて行くと崩れ易い。
 <袖持ち投げ>
 袖を取っても相手が崩れた時、中心力が失った瞬間でないと相手は崩れない。崩しに入る時は前屈立ちの様に崩れる角度に向かって前傾に成って行く。
 <前蹴りを取った場合の捌き>
 受けで前蹴りを取った場合は、相手の足を極めながら膝が外側に回るように蹴り足を引く瞬間に足を押し出すと相手は中心力を失い後ろ側に倒れる。
 <上段回し蹴りを落とした場合の捌き>  
 上段回し蹴りを上向きに出来るだけ接触時間が多いように受け、その蹴り足を真下に落とした場合、相手の肩越しを持ち蹴り技が回る方向に腿から膝に掛けて下段回し蹴りで足を払うと相手は崩れる。
 

 
〈感想〉
  兎に角中心力が無いのと、中心軸が知らずに崩れて居る。相手が小さい場合、相手は陽性なので、動きが俊敏である。その時は余計に崩れる角度やきめ細かく手首や腕、肘を取って行かないと逃げられる。
 受けの時は相手に接触時間を長くする為に上段回し蹴りなら、上に向かって開手で掌を開いて行く。この時に「あ」の言霊を言うと有効的な気がする。
       
2,007年 10月 2日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・武器稽古
 ・拳足鍛え
 ・受け身
 出来るだけ球状に体をして、面でなく球が転がるように受けて行くと体は痛くない。
 ・捌き崩し極め
 <前足前蹴りの捌き>
 出たがり足を作り、相手のアキレス腱を長く触るように後ろ側に流して行く。
 <後ろ足前蹴りの捌き>
 体を入れ替えて正拳中段外受けの様に腕で相手の蹴りを出来るだけ接触するように回転させながら受けると相手の中心力は失い、落ちる足も遅くなる。
 <上段回し蹴りの捌き>
 相手の蹴りを接触時間を長くする為に蹴りが来たら掌を自分の顔を向けた状態から外側に向かって返して行くと相手の蹴り足が戻るのが遅いので、蹴り足が戻る前に軸足を蹴上げの様に蹴る。この時の狙う場所は、膝よりも上、腿に向かって蹴上げる。
 

 
〈感想〉
  突きにしろ蹴りしろ、相手の時差を付ける為には出来るだけ接触時間を長くすると言う鉄則がある。此により、相手が思った様に動かせないので、その時の時間は遅く感じると思う。
 館長曰く、「全ては基本に隠されて居る。」と仰り、説明をしてくれたが、正拳上段受け、正拳中段外受け、内受け、正拳下段払いなど、全てが接触時間を長くする為に動きを取っているのが勉強になった。
       
2,007年 10月 2日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・武器稽古
 ・拳足鍛え
 ・捌き崩し極め
 <呼吸投げ>
 親指の母指に力を入れると相手は崩れ易い。
 <内崩し巻き込み投げ>
 相手の体が柔らかい場合は、手首、肘、肩の可動範囲が広いので、技を掛けても逃げられて仕舞う。こういう場合は、肘を動かさずに手に沿って腕を当てると相手は崩れて行く。
 <同側側の内崩し巻き込み投げ>
 相手が連突きをして来た時に、相手の腕を落としながら、相手に近づく。この時、相手は突きを出せない状況にして、相手の後ろ側を取る。そして、相手の頭を落としながら、後ろ足を引きながら90度以上練りを加える。
 

 
〈感想〉
  館長が 掛ける技は全て親指の母指に力が入り胆力を増長して居る事が分かった。平素からその様に力が入るように心掛けて行こうと思う。空中でも母指に力が入れば、相手を技に巻き込む事が出来るのが分かった。
 また、実戦から来る崩れ易い角度を館長から教わったが、結局は膝下45度の角度で崩れる事が分かった。
       
2,007年 9月 28日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・武器稽古
 ・拳足鍛え
 ・捌き崩し極め
 ・自由組み手
 <外崩し、内崩し>
 相手が顔面突きして来た時に、外に崩したり、内に崩したり、巻き込み投げを駆使して技を掛けて行く。
 外崩しでは相手の突きをかわし、天地投げの様に誘いを入れながら、相手の頸部を手刀で叩く。この時、手は螺旋を描くように意識する。
 内崩しでは、肘押さえの巻き込み投げや腕を取った巻き込み投げを流れるように行う。
 <突っ込みの突きからの崩し>
 相手は突っ込んでくるのを想定し、外崩し、内崩しの様な動きだが一発で相手が崩れるように補助手なしで行う。相手が倒れる角度にやれば崩れて行く。
 <相手の連突きを捌く>
 連突きを下に落とす様に捌いていると相手が一瞬止まる。その時に相手の肘より上に肩をぶつけたり、肘を当てると更に崩れて行く。その瞬間に誘いを掛け技を掛けて行く。
 また、膝の上くらい蹴上げや回し蹴りを蹴りを戻さないで蹴ると相手はダメージが大きいので、段々足が開いて行く。蹴られた側は動きが悪くなるので、それを起点に技を掛ける。

 
〈感想〉
  相手が崩れるのは、動きが止まった所の誘いを掛けて行けば、少しずつ相手は崩れて行く。
 館長が捌き崩しを掛ける時は、分からないような誘いと中心力、螺旋が自然に描かれて居るので、何の負荷もなく、動きはスムーズで相手が次々と転がる。
       
2,007年 9月 25日

 

 


 9月25日
 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・拳足鍛え
 ・サンドバッグ突き蹴り 
 ・捌き崩し極め

 
       
2,007年 9月23日 特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・拳足鍛え
 ・捌き崩し極め
 <呼吸投げ>
  自分には中心力が崩れない方が左だと言うのが分かってきた。何も考えずに相手を崩せるのは左だが、右が全然崩れず力に成って仕舞う。此が組み手立ちの時にも出て仕舞う。
       
2,007年 9月 18日、21日 稽古

 

 


 9月18日
 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・拳足鍛え
 ・捌き崩し極め
 
9月21日
 ・基本技
 ・移動基本
 ・武器稽古
 ・拳足鍛え
 ・捌き崩し極め
 <袖持ちの投げ>
  相手の袖を余裕の無いように取り、一度引っ張って誘いを掛け戻る時にもう一度、柄杓で水を捨てる様に返して行き、膝下45度の角度に引っ張りながら崩して行く。この時、足向きや腰の入り具合にも注意する。

 
〈感想〉
  呼吸投げ、
山掛けから小手投げ、肘押さえの巻き込み投げを基本として稽古している。
 中々、相手がたおれない時、必ず条件が何か違う。
 館長の様な達人技は、体が全て相手が倒れる様な条件にあるのだと思う。自然にその様に仕向けられて居ると言うの体が覚えて居られるからだと思う。矢張り、稽古あるのみ。
       
2,007年 9月 16日 特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・拳足鍛え
 ・捌き崩し極め
 <空気投げ>
 中心力が取れて居ないと相手は倒れてくれない。体を起こして相手の脇が空くように腕を上げ、体の軸を左右に振るだけである。

 <誘いについて>
  相手を捌き崩しで倒す為には、相手を見えない所で誘う必要がある。誘いは相手が分からないから誘いであって、気付くような誘いであると相手は中心力を取り戻して仕舞う。
 
 
〈感想〉
  兎に角、相手の動きを止めずに螺旋の中に巻き込み、誘いを掛け中心力を失わせる事なのだが、相手が変わると崩せない時がある。この時は相手は崩れる条件を満たして居ない。
       
2,007年 9月 11日、13日 稽古

 

 


 9月11日
 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・捌き崩し極め
 
9月13日
 ・基本技
 ・移動基本
 ・武器稽古
 ・拳足鍛え
 ・捌き崩し極め
 <空気投げ>
 中心力を崩さない事と、風の様に空気の様に、言霊を使う。神様に想いを寄せるような気持ちを常に心掛ける。

 <山掛けから小手投げ>
 動きを止めない事、螺旋に巻き込む事を忘れない。小さい螺旋を加速的に大きい螺旋に巻き込むと相手は中心力を失う。
 誘いを入れて相手は力を反対に掛けようとするが、相対的に見ると誘いを掛けて居る時でも螺旋の動きの中では小さく進んでいる。
 <肘抑えの巻き込み投げ>
  連突きや相手の後ろ回り込んだ時、相手の首や取って行く。この時、首の前や後ろから巻き込んで行くが動きを止めずに相手の肘を相手の足付近に落として中心力を失わさせる。投げ技に移る時には天地投げ様に手を返すと技は加速する。
 崩す方向は飽くまで膝下45°の方向に崩す事を忘れない。

 
〈感想〉
  自然な動きの中で基本技を元にした足の向きや母指に力を入れる事を自然に出来る様にするためには、矢張り基本を大切しなければならない。
 相手が大きい時、小さい時には陰陽に当て填めて、相手に見え難い方向に成るように手を出して行く。相手が分からない様に誘いを掛ける事、相手の裏をかく事を常に頭に入れる。
 館長に投げられる時は、余り痛みを感じずに投げられる。空気投げのような神様に想い寄せるような気持ちに成る時、自然に螺旋に巻き込まれる時、自分が体が浮いたような感じになる。
       
2,007年 9月 8日 黒帯研究会

 

 


 構えについて
 【内八字立ち】 不動立ち、三戦立ちよりも因り陽性の構え。脇を締めるて十字を切る。不動立ちからの構えは、右手を余分に前に出し、拳は正拳で一番遠くから目線まで持って行く。牽制は掛け声が掛かってから
 基本技
 【正拳(中段、上段、下段)突き】 握りが弱いと力が入らない。直力を意識して、仮想の中心力前側に持って行き体で突く。インパクトの瞬間で力を込める。息吹は地のエネルギーを取り込み丹田に集めて陽性の呼吸、こだまするように肉食獣を前にして吠えても立ち向かえる気迫。
 【正拳顎打ち】 相手の顎を狙う。引き手は弓を引くようにする。直力を意識して最短距離で突く事。
 【裏拳回し打ち】 相手の後頭部を狙う。牽制から螺旋の軌道で鞭のように。拳は裏拳で人差し指の拳頭で当てる。
 【裏拳正面打ち】 拳の位置を正拳の握りの様に真っ直ぐにする。軌道は若干弧描く。相手の鼻下(人中)を狙う
 【裏拳左右打ち】 牽制は自分の胸の前。自分の体の外から
45°以上(11時、3時の位置)から腕は真っ直ぐ、上から下を降ろす重力を利用。仮想の中心力を叩く側に移動。拳を返す
 【裏拳脾臓打ち】 牽制は帯の前拳一個分開けた所に棒を持つように。自分の体の外、上から見て
45°の位置から腕は真っ直ぐ、仮想の中心力を叩く側に移動。叩く所は構えた所の延長線上。拳をは返す
 【騎馬立ち】 足の位置は平行。幅は
1.5倍(基本稽古では狭い?平安三段の極めの時では幅が狭い方が直ぐに動ける。) 馬に乗る様に膝を締める。
 【裏拳下突き】 直力、人差し指の拳が当たるように、引き手は特に乳首の横まで。
 【手刀顔面打ち】 牽制から耳の位置で振りかぶり、真後ろまで手刀を持って行く。
45°の角度、構え、相手の耳の位置でしゃくりながら切る。
 【手刀内打ち】 牽制から耳の後ろで構え、
11時の方向に手刀を上げる。最短距離で相手の首に向かって、最後に手刀を返す。直力を意識して重心が後ろに行かないようにする。
 【手刀鎖骨打ち】 牽制をし、後ろ
11時の方向で腕を伸ばし鍬を振るように振り下ろす。鎖骨ぶった切る様に叩く。
 【手刀鎖骨打ち込み】 牽制をし、引き手から最短距離で鎖骨に当てる。
 【手刀脾臓打ち】 手刀鎖骨打ちをその儘角度を変える。牽制は帯前
45°の位置にする。
 【肘(中段、上段)当て】 直力(最短距離)で軌道は円でなく三角形。目線は当てる所を見る。
 【肘上げ打ち】 牽制をし、相手の下に潜り込んで顎を肘で打つ。耳のすれすれを肘が通るが首は振らない。
 【肘降ろし打ち】 牽制から打つ方の拳は耳の後ろに持って行き、真上に上げる。打つ所まで体を捻りその儘下に肘を落とす。この時、肘は
X,Y,Z軸共にぶれない。真ん中に落とすので、体は捻っている状態。
 【正拳上段受け】 十字受けの牽制から半身に成り、肘曲げて腕の筋肉を張らせて受けるので手首が内側に曲がっている。
 【正拳中段外受け】 牽制から手刀顔面打ちと同じように
45°の位置で拳で振りかぶり、受ける瞬間に腕を捻ると痛くない。
 【正拳中段内受け】 牽制から脇の下で拳は横になる。一番遠い位置に受け側を位置し、その儘自然に最短距離で絞っていく。拳は正拳にした方が痛くない。引き手は牽制から直ぐに乳首横へ。
 【正拳下段払い】 金的カバーの牽制をし、半身に成って受け側は耳の後ろから直線的に移動、最後は足から拳一個分滑らすように受ける。外側で受ける場合は手首を曲げる。
 【正拳中段内受け下段払い】 動きを止めない事と時間差を考えた手の軌道。両方の手は違う動きをする。捌き崩し極めの稽古でも同じ様に違う動きがある。
 【前蹴上げ】 前屈立ち、中心線が足の内側を通る。前足底で蹴り上げるが直力を意識すると仮想の中心力は若干前にある。腰の位置は変わらない。
 【内回し】 足と同時に肩も回して大きい円を描く。足刀で当てに行くが、インパクトは自分の中心線付近にある。
 【外回し】 軌道は外側から内側に大きく回して行く。インパクトは体よりも横側。足の内側を当てる。速度は内回しより遅く。
 【金蹴り、上段前蹴り】 同側同調と直力を意識するので体に捻りが加わる。仮想の中心力は前側にある。一挙動で2段モーションに成らない。抱え込みをしっかりし、戻しの時も抱え込みをしっかりする。
 【膝蹴り】 同側同調と直力を意識するので、捻りと同時膝が自分の中心線付近にある。足首は真っ直ぐにし、膝を張る。相手を掴む時は十字に掴む事により、髪の毛を掴み易くして居る。
 【下段・上段回し蹴り】 抱え込み、鞭のような撓る蹴りを目指す。上段なら出来れば、お尻の線を踵が上っていく様に膝から出て行く。上段と中段なら同じ挙動で中心軸は崩さない方が相手にばれ難い。速度が速い方が良いが、膝から出るような蹴りをすると時間差で足が出てくる。インパクト瞬間に足を返して更に撓らせ前足底で当てる。
 戻しも同じように抱え込んでから戻した方が次の動作に移り易い。
 【上段内回し蹴り】 抱え込みは相手にお尻の穴を向けるようにし、足の踵で相手の顔面を掻くように蹴る。手は同側側の拳はグー、顔面カバーは開手もしくはグー。戻しは抱え込んでから。
 【横蹴上げ】 足の位置、関節蹴りや上段横蹴りの基本であり、踵が上になるように。後ろに蹴上げするのではなく、真横か前側に蹴上げる。蹴上げ側の足は中心線を越えない。出来れば仮想の中心力片足に乗らない。
 【関節蹴り】 足を上げる位置は鶴足立ちから一度足を振り上げて足刀で相手の大腿骨を折るように蹴る。手の位置は金的カバーと顔面カバー。
 【上段横蹴り】 鶴足立ちから仮想の中心力を片足に寄せないで相手側にあるように蹴る。中心軸は傾けないで真っ直ぐの方が力が伝わる。手の位置は同側側の手は足首の様に手を曲げ同調させ、もう一方は顔面カバー。足刀なので踵側の足の横側で蹴る。
 【上段後ろ蹴り】 抱え込みから中心軸片足に寄せない。、目線は顔後ろにし中心軸は真っ直ぐにする。4つ足の動物のように直力的円を描かずに蹴る。軸足は直力を伝える為に真っ直ぐにして蹴り、不動立ち、内八字立ちに戻す。
 【正拳顔面カバーの時の注意する事】 顔面カバーを崩さない。直力を伝えるには体は安定していない。内八字立ちに確実に戻る。振り突き、下付きは肘を固定して打つ。突き技は手だけでなく直力を意識して体ごと前に。仮想の中心力が前に移動。


 
〈感想〉
 基本技が全てであり、確認し稽古を何万回も繰り返して行く事が矢張り大切なのだと思う。

       
2,007年 8月 27日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・武器稽古
 ・捌き崩し極め
 <山掛けからの肘崩し>
  相手の顔面突きを近い間合いで前手側で内から外に山掛けをする。その時、指は母子を使わず、指で腕を巻くように螺旋の動きを加える。そしてその腕は止めないで、真っ直ぐに引っ張り、更に練りに因って相手の腕に誘いを入れながら45°の角度に落として行く。自分の手の動きは反対側に動くように、足の向きは相手の足に対して直角、または、前屈立ちが出来る様に倒れる方向に中心力を崩さずに前傾になる。
 相手の中心力を奪う事と動きを止めない事、誘いを掛ける事が大事である。
 <山掛けからの巻き込み投げ>
  相手の顔面突きを近い間合いで後ろ手側で外から内に山掛けをする。その時、相手の拳は肩越しに来るように手首を払う側の手で手首を固定する。固定した手を中心に手首、肘、腰、足は、それぞれ螺旋を描くがその螺旋は下に行く程大きくなる。螺旋は練りの動きの延長線上にあり、大きく円を描けば描く程、自分の力無しに崩すことが出来る。
 その螺旋の中に巻き込めば、相手は中心力があっても巻き込まれるので、崩れて行く。自分の中心力は螺旋を描く事に因り、より明らかになる。
 <中心軸斜めにした四方投げ>
  相手の動き、突きに因っては交わした時など自分の中心軸が斜めに成って居る時がある。
 この時は、斜めにした儘で相手の動きを止めずに斜めの軸の儘で技を掛けて行くと同じように四方投げが出来る。
 始めに中心軸は斜めでも、中心力を失って仕舞うので、相手に力が戻る。如何に仮想の中心力を保持した儘、相手の動きを止めずに中心軸を中心にして螺旋の円を描くかが重要である。
 <連突きからの首投げ>
  連突きを捌いて居ると相手は中心力を徐々に失って行く。あるタイミングで偶然腕を掴んだ時は、中心力を失っているので、次の突きが出来ない。その時を見計らって、天地投げや首投げを掛けに行く。
 首投げは相手の顎に肘の内側来るようにし、腕を折り畳み、相手の首を完全に制覇した所で、更に手首で首をえぐるようにすると相手は余計に締まるので、自分は練りにより反転をすると相手は倒れる。

 
〈感想〉
  基本の動きとして相手の動きを止めないと言う事 、何処かを動かして螺旋を描いて行く事、足の向きは自然に相手の倒れる方向を向いて居る事、仮想の中心力を保持し、中心軸の回転を加速させる事が大切である。
 相手に対し、顔面に天地投げや首投げを遣る時はどうしても掌を上にして技を掛けようとして仕舞うが、手の甲側で入って行くと相手は気付くのが遅いと行く事を館長から御指導していた。
 螺旋の動きはまるで巻き貝の様な回転であり、掛けて居る手首を中心にして、足は大きく円を描くと宇宙の力を引き出す事が出来るので、自分には力を入れないで、相手の手首を保持して居る事をするだけである。
 体の柔らかい人は倒れまいと中心力を直ぐに戻す傾向にあるが、力でやると反対に沢山反発を生じる。飽くまで、崩すのは螺旋と言う事を念頭に入れ、体の柔らかい人との稽古に励みたい。
       
2,007年 7月 24日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・受け身
 ・四方投げ
 <空気投げ>
  流れるように動作していくと力を使わずして、相手が倒れる。然し、一度動きが止まると相手の方に力が入るので倒れない。
 <抜き手>
  基本に則り、拳を握り、手首を反るようにして開放。相手の親指の向く方向に回転を加える。
 薬指の誘いは出来るだけ他の指を動かさないようにし、相手に分からないから誘いなのであって、相手が気付けば誘いには成らない。
 <基本の四方投げ>
  相手の 動きを止めずに直線の力にどれだけ遠心力を与えるかが重要で、足の向き、手の誘い、目線、螺旋を描く事、間合いのどれかが抜けても力で崩す事になる。
館長から掛けられる技には倒れざるを得ない。これは全てが揃って居る結果であり、自然体なので関節以外の部分に痛みがなく倒れる。
 <連突きからの四方投げ>
  腕を取り、相手の動きを止めて仕舞ったら、自分が動くしかない。動きを止めて仕舞えば螺旋の線が切れて点になる。この動きでは、相手は踏ん張る事が主になる。
 相手の動きが止まっても機転を変え、肩で押したり、座り込んだり、指を取ったりを考えて直線ではなく、小さい動きの中でも螺旋を見いだし、出来るだけ距離を稼げば、動きが出て来るので、小さい力で投げる事が出来る。
 <首取りからの抜け>
  大きい相手に首を取られた時は、一度脱力して相手に誘いを掛け、締めて居る腕側に回転し、肋骨部に肘打ちをし抜ける。一瞬で行わないと唯締まるだけ。

 ・拳足鍛え
      
 〈感想〉
  動きを止めないと言う事を捌き崩しを行って行かないと何時までたっても螺旋の中に入らない。螺旋の中に巻き込んで仕舞うには、キーワードが一つでも抜ければ、力になるか、相手の方に力が籠もるので倒れてはくれない。もう少し速い動きの中で稽古し、遅い動きで如何に動きながら行うかを次の課題にしたい。
 館長が見せてくれる技は、遅い動きの中で完全なる螺旋で動き続ける。実は最小限の力で距離を稼ぐので難しい技なのではないかと思った。
       
2,007年 7月 20日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・基本見直し
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・拳足鍛え
 ・砂袋
 ・練り 、這い、受け身、壁登り
      
 〈感想〉
  電話帳で拳を鍛える稽古をしているといつの間にか脇が空いて来ている。基本技の時の癖が出るのもあるし、常に締める事を意識して行かなければならない。
 サンドバッグを上段回し蹴りを前足側で蹴っていると後ろ側の蹴りがスムーズに力強く蹴られるように成ってくる。前足側で溜を作って蹴る稽古を続けたい。
       
2,007年 7月 17日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・基本見直し
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・拳足鍛え
 ・砂袋
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・練り 、這い、受け身
      
 〈感想〉
  兎に角サンドバッグを突き蹴りしまくった。足に癖がある為か、左足の横蹴りが踵を上にした足刀がやりづらい。
 砂袋を突いているとサンドバッグを自信を持って突けるように成ってくる。最近は逆突きを思いっきり突いても手首が曲がらなく成ってきた様に思う。
 直力での逆突きは、足の向きが中に入り過ぎても、外に少しでも向いていても力が伝わらない。繰り返しやっている内に覚えて行く物かも知れない。
2,007年 6月 26日 稽古

 

 


 

  ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・拳足鍛え
 ・砂袋
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・空手道大会の稽古
      
 〈感想〉
  白帯の少年部に挨拶をする時の顔の前で十字の切り方を指導した。挨拶の中で必ず行う動作であるが、中中思うようには出来ない。館長をはじめ黒帯の有段者が十字を切る様は、脇が仕舞って格好が良い。挨拶の十字を切る動作も基本が出来てくれば、自然に格好良く見えるのかも知れない。
 サンドバッグを突き蹴りする時に、館長が蹴るイメージを想像しながら下段回し蹴りを蹴っていると破壊力が上がる。遣っている内に目線が先ず動き、それから顔、上半身、骨盤、足の大腿部、膝、最後に臑が出て来る。これは体が巻き貝の様な捻りがあり、螺旋の動きであると思った。回し蹴り系の動きや捌き崩し極めを行う時は、必ず螺旋の動きで動く事、その中に大宇宙と体が一体となる秘密があるような気がする。
 練りの稽古を行う時は、サンドバッグに蹴る時同様に螺旋の動きになっている。この動きを基本として、稽古に取り入れて行きたい。
       
2,007年 5月 18日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・砂袋・サンドバッグ突き蹴り
      
 〈感想〉
  稽古には大夫遅れて仕舞った。基本技を見直している時、関節蹴り、横蹴り、後ろ蹴りはどうしても安定して仕舞いどうしても軸足に仮想の中心力が寄って仕舞う。此では直力が発揮出来ないと思う。当面の課題にしたい。
       
2,007年 5月 15日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・基本見直し
 ・捌き崩し極め
 <肘打ちの天地投げ>
  相手の正拳顔面順突きを後ろ手で内から外に払い、 手首を取る。取った側の手は動かしっぱなしで相手の肘か肘より少し上を開手にした手刀で誘いを入れながら、水平に叩くと遠心力を増して相手は弾けるように崩れる。この時、膝下45°の方向に 崩す事を常に頭に入れないと相手は崩れない。
 ・空乱
 ・砂袋・サンドバッグ突き蹴り
      
 〈感想〉
  捌き崩しで、相手が自分より小さい時は、同じ技でも人に因っては崩れ難い場合がある。然し、崩れ難いのであって相手は崩れ始めて居る。螺旋の理論を自分の回りに大きく描いて行くとその中に巻き込めば、関係なく倒れる。館長から今回教わった技は、自分より小さい相手に対してはどうしても膝下45°には落ちないが、立体的な螺旋の中に入れると崩れる時がある。工夫が必要なのだと思う。
 この時絶対的なのが足の向きで基本の順突き、逆突きで直力を生かしているのか、移動稽古では足位置が常に前に向いて居るのかがその儘出て仕舞うような気がする。
  誘いが大きかったり、遅いと相手は崩れまいと体の中心力を修正する。この状態では止まった状態で技を掛けて居ると同じなので、崩すのは力で遣っている事になる。
 館長から肘打ちの技の原理を教わった。頸動脈付近を叩く事に因って一瞬脳に血が行かなくなる。この時は動きが一瞬止まるのでその瞬間に技を掛けるから効くのだと
教えて戴いた。
       
2,007年 5月 11日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・基本見直し
 ・捌き崩し極め
 <肘落としの巻き込み投げ>
  相手の肘と肘を激突させるようにすると相手の中心力を奪い、相手が倒れない方向なら何をやっても倒れないが、自分の足が相手の足の向きに対して直角でないと相手は耐えられる。
 天地投げの様に掌の天地を意識すると技が極まり易い。
 ・自由組み手
 ・空乱
      
 〈感想〉
  少年部を相手にすると相手は力が無い分、自分もさもすると力で制しようと体が動いて仕舞うが、こういうような相手こそ、技でどうにか膝から崩れるようにする必要がある。
 捌き崩し極めの稽古では、顔面突きを突きに来る条件でないと相手は崩れ難い。顔面突きをしてくると中心力が崩れ易いような気がする。
 相手が足を出したり、動き回って捌き崩しを耐える時、中心力が安定した状態にある。巻き込み投げは螺旋の動きを止めない事が必要であると館長が仰ったが、その中に必ず誘いが入って居ないと崩れる物でも無い。
       
2,007年 5月 8日 伝達式

 

 


 ・基本技
 ・伝達式
 基本を疎かにしない事、精進を続け事を伝えられた。
 ・武器稽古
 ・捌き崩し極め
 <肘落としの巻き込み投げ>
 入り身投げの変形であるので、正拳顔面の順突きを後ろ手で内から外に払い、手首を掴む。その手首の勢いをその儘に、肩越しで相手の肘の内側に当て、肘を曲げて行く。誘いは基本同様一度45°上方向に誘う。相手の肘は曲がって来ているので巻き込んでいく腕は開手にした儘、肘から落として行き、相手の膝下45°の角度に崩して行く。この時、手は天地投げの様に始めは天と地を向いている掌が逆転し天地が逆転する。
 <突きを払い中心力を崩して巻き込み投げ>
 正拳顔面順突きを前手で内から外に払い、相手の中心力を崩す。その瞬間を相手の首付近へ向かい、上側に誘いを入れる。そして膝下45°の方向に首を落として行く。この時相手が体が柔らかい場合、踏ん張られるので補助の手として反対側の手を肩、もしくは腰に当て中心力を更に奪って行く。最後は首を巻き込むように崩して行く。
 <連突きのコンビネーションを払い顔面肘打ちからの首投げ>
 相手が連突きで順突き、逆突き、順突きで来た場合に同側側の手で払い、最後の順突きの時に逆突きを払い、同じ手側で側腕を首に入れると相手の中心力は崩れた状態にある。側腕を当てた儘切り返し、反対側の手で挟み込む。相手の顎を上に向かせると崩れて行くので、その首を取った儘膝下45°方向に崩して行く。この時、手の親指の母指が上を向いた状態にすると首から手が外れない。
 ・空乱
      
 〈感想〉
 突きを払った時に必ず中心力がずれると言う事を館長から説明して戴いた。顔面を突きに来た時にどちらの方向に膝が動き其れを修正しようとする力が必ず働いている事を教えて戴いた。その戻る動きを止める事に因って、中心力は崩れて居る状態にある。その見計らいで補助手を肩の後ろ側に当てると誘いと同じ現象が起きて相手は崩れ始めて来ると言う事の理論が大変勉強に成った。その見計らいで入る事やそれが1ミリの誘いの原点ではないかと思った。その様な見計らいを身につけるには何回も稽古を繰り返すしかないと思ったが、中々出来る物でも無い。
 肘打ちの角度は見え難い角度であり、上段回し蹴りもその角度で相手の体を沿うように上って行くと見えないと言う事を実感させて戴いた。
       
2,007年 5月 6日 特別稽古

 

 


 ・砂袋への突き蹴り
 ・基本技
 ・移動基本
 ・形
 <平安初段〜五段、転掌の形>
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・空乱
      
 〈感想〉
 サンドバックが跳ねるように突き蹴りする事を意識するが、サンドバックに当たる面積が大きいと言う事は、戻しが遅いと言う事であると思った。
 砂袋への突きでは、手首が曲がるのは握りの甘さであり、インパクトの瞬間に握る様に癖つけたい。
       
2,007年 4月 29日 特別稽古

 

 


 ・砂袋への突き蹴り
 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本の組み合わせ見直し
 ・四段蹴り
 ・形
 <平安初段〜五段、転掌の形>
 ・捌き崩し極め
 <抜き手>
 <巻き込み投げ>
 <入り身投げ>
 ・サンドバッグ突き蹴り
      
 〈感想〉
 砂袋を突いている時にどうしても左手首が曲がる。後ろ足の向きと握りが甘い。
 転掌の形を行うと異常に汗が出てくる。息吹を加えながら行う為だと思うが、全身が活性して来る。
 直力を生かす基本技は、必ず体が不安定な位置にあると思う。突き蹴りを遅く行い、形を見るのも大事な事だと思うが、直力を生かす不安定要素は出来て来ない。安定で突き蹴りを出すのは形は綺麗だが、突き蹴りで相手に衝撃を与えるような突き蹴りには成らない。
 柔軟運動で少しずつ体は柔らかくなるが、どうしても自分の甘えが出て仕舞う。だったら上段回し蹴りなどで遙か上を蹴る様な無理の掛かる姿勢を繰り返した方が効果的ではないかと思った。
       
2,007年 4月 27日 昇段級審査

 

 


 ・筆記審査
  1.直力について
  2.捌き崩しの骨
 ・体力審査
 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・形
 <平安初段〜五段、転掌の形>
 ・自由組み手
 ・試割
 ・拳足鍛え
 <砂袋への突き蹴り>
 砂袋への突き蹴りは、壁を叩くと思うとずれに因る拳頭のめくれが軽減出来る。館長が無造作に見える程、壁を叩く時の突きが如何に集中的か分かる。
 ・サンドバッグ突き蹴り
     
 〈感想〉
 試割を見て中心力が崩れる時、必ず突き蹴りがずれて居る。ずれると言う事は直力が生かし切れて居ない。それでもずっちゃんは切れずに頑張られる姿は印象的だったが、こんな時こそ冷静になり、中心軸を正し、中心力を極める様に行わなければ成らない。誰でも言える事なのだろうが、 基本の繰り返しなのだと思う。又、精神的な集中力と局所を突く集中力は似ていると思った。砂袋の突きをしている時に館長から顔色が悪いと言われた。見ると手が真っ赤になり、手に血潮が集まり、血の気が手に集中した為だった。それだけ効果的な稽古ではあるが、 負担は大きい、それに慣れて行けば、サンドバッグ突き蹴りは容易になる。
       
2,007年 4月 24日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・基本見直し
 ・形
 <平安初段〜五段、転掌の形>
 ・受け身
 ・捌き崩し極め
 <同側の抜き手>
  練りに因って相手側に近づく。(この時、肘を締めて薬指の誘いを入れる。)そして、言霊の「あ」で親指を上に向ける。手を反り、捻りを加え相手の手首より親指が外側に出たら、肘を張る様にして、親指の付け根を支点に梃子の原理を使うとどんなに力一杯持たれても手が抜ける。
 <相手が何をするか予想立て居る時の抜き手>
 相手は、同じ技を繰り返すと遣らせない様に位置を変える。この時も機転を利かせ、誘いを反対方向に入れる。そうすると反対側に力が入るのでその瞬間に誘いを入れて抜く。
 抜けない場合は掴まれて居ない手を開手にし、掴まれている方の手で開手の手首を持つ。言霊の「あ」を言う事に因り、掴まれている親指の母指が天を向く。そうすると相手には力が入らなくなるので抜け易い。
 <基本の入り身投げ>
  相手が顔面突きをして来た時、内から外へ山掛けをし、相手の動きを止めない。そして相手の肘より上に肩の三角筋付近を当てて行く。当てる側の腕は開手にし、足の向きは相手の足に対し直角、手を出す向きも足に対し、直角になる。すると相手は膝より崩れる。
 相手が体が柔らかい人の場合、足が出たり、力を吸収して仕舞う。その時は腰を相手の腰の蝶骨の出っ張り部に対し寄せ行く。すると逃げ場所を失わせる事が出来る。此が柔道に於ける一本背負いの原型だと館長が仰っていた。然し、実際は柔道は力業でこの技は遠心力を加速させて居るから投げているように見えるだけ全く違う。
 <巻き込みながらの入り身投げ>
 相手の顔面突きを内から外への山掛けに因って払い、脇の下に腕を後ろ45°方向に向かって入れて行き、相手の肩が上がりっぱなしの状態を作る。そして、その腕の開手にし相手の肘をロックするような形を取る。
 そして、山掛けして居る手首は若干捻り気味し、ロックしている手は開手で掌が上に成っている。此処でも天地投げの様に手が反対向きを向いている。
     
 〈感想〉
 基本の見直しで肘上段当てが直力的に行うと円を描かずに直線的に行く事を再確認出来た。
 どんな時でも技を掛ける時は誘いから始まるのだと分かっているのだが、誘いが大きすぎても相手に気付かれては誘いに成らないし、小さ過ぎても何かが館長と違う。館長が誘いを掛ける時は全然誘いを掛けて居る様に見えない。正に1ミリ誘いなのだと思うが、中心力が違い過ぎるのだと思う。
 入り身投げに於いて自然に投げられる時は、天地投げの様に掌同士が天と地が必ず向いて居るのを教えて戴き感嘆した。 
       
2,007年 4月 20日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・移動基本見直し
 ・空乱
 ・サンドバック突き蹴り
 ・受け身
 ・捌き崩し極め
 <呼吸投げ>
 <抜き手>
 基本に則り、拳を握った状態から開手にし、手の甲側に反らす、誘いを入れ、手を抜く。
 誘いを入れる時、ねじが抜ける回り(左回り)に行うと相手の力は無力化する。
 薬指は相手に気付かれずに誘いを入れる事が出来る。薬指は薬を付けて舐めてみると言うような働きがある様に敏感な指で感覚的にも敏感である。その薬指を抜き手に於いても誘いを入れる為に曲げると効果的に使える。
 <弾けるような天地投げ>
 天地投げでは、相手が突っ込んで顔面突きをして来た時などに、突きを外掛けし、誘いでその儘相手の速度を落とさないようにする。外掛けする場合、その突きは小さい螺旋を描くように腕を招いて行く。そして外掛けの掌が地を向いた時、反対側の手は天を向き、大きい螺旋を描き、首や顎に掌底の様に弾け出す。相手の加速を止めなければ、弾けるように飛ぶ。
   
 〈感想〉
  抜き手の技術は捌き崩し極めの稽古では基本中の基本であり、どんな状況、状態でも抜く様に出来れば、その瞬間に相手は一瞬中心力を失う。全ては誘いがあり、分からない様な誘いを掛けれれば、相手は技に掛かっているのも分からない。
 館長が見本を見せて戴く場合、誘いが掛けられて居るのが分からない。相手を一瞬にして無力化し、その瞬間に中心力が正された瞬発力で相手が舞うように飛ぶ。
 今日はまた、館長から左ねじや薬指の
誘いを教わったが、色々な可能性を考えて居るのが武道家の真髄であり、感動した。
 立体的な螺旋、其れは相手に技を掛ける瞬間、其処に巻き貝があるように小さい螺旋から大きい螺旋の中に入れると無限の力が生まれるのだと思った。
       
2,007年 4月 15日 特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・移動基本見直し
 ・空乱
 ・受け身
 ・捌き崩し極め
 <呼吸投げ>
 <抜き手>
 <巻き込み投げ>
 右組み手立ちなら相手が右順突きをして来た時、左手山掛けの受けをし、もう一方を一度上側に誘いを入れ、相手の膝下45°の方向に落とす。
 <棒立ちの巻き込み投げ>
 棒立ちで相手の突きを取り、誘いの稽古を反復した。棒立ちで稽古すると余計な力が入らないので、誘いの方向が段々と身につく様になる。
 <首採り>
 相手は連突きをして来た時、受けながら相手のタイミングを覚え見計らったら、巻き込み投げの様に突きを落として瞬間に懐に入り、頸動脈部に上に誘いを入れその儘巻き込むと相手は締まり、極まれば落とす事が出来る。

 〈感想〉
  首投げの様な急所に的確に行くような技は武道であるから脈々と残っている技なのだと思った。スポーツ空手は安全なように体を動かすのだからそんな技は残っていない。
 巻き込み投げでも相手には因っては正面を向いている人間は横に足が出る。そう言う相手は前後方向に強くないので誘いを上に掛け、前後方向に落とす。然し、館長が見せてくれる技は、棒立ちで前後方向に関係無く、45°の方向にも落ちる。この違いは中心力と螺旋の向き、中心軸の向きの違いなのだと思う。この様な一つ一つの細かい足の向きや常に螺旋の円がある事、基本の違いなのだと思う。
       
2,007年 4月 15日 特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・空乱
 ・サンドバック突き蹴り
 
 〈感想〉
 
佐久間さんともう一度基本を見直した。色々な所で相違があった。目指す基本は館長が見せてくれる基本技である。館長の動きを想像し、忠実に再現して体に身につかせる事が大切だと思う。
       
2,007年 4月 13日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・捌き崩し極め
 <同側側抜き手>
 拳を握った状態から手は開手にし、相手が掴んで居る指の間隔を広げる。 相手の手首の線に沿って手を移動して行く事と其れと同時に自分の体も螺旋を描いて行く。
 また、脇を締める事と一瞬で肘を張る事に因って更に抜け易く成る。
 <腕の掴み相手が引いてきた時の小手投げ>
  拳を握った状態から手は開手は、抜き手では鉄則。相手の手首を因り上を取る事と手首から折って行き、相手の肘を落とす。中心力が崩れた所で膝下45°の角度に落とす。
 この時、螺旋の理論に因り、自分自身が螺旋上にある事を描き、その形に添って動き、遠心力で相手を振ると飛ぶように相手が転ぶ。
 <腕の掴み相手が押してきた時の小手投げ>
 相手が押して来た瞬間に脇を締めて相手の力を受け流す。開手の状態から手を抜き、もう一方の手で相手の手の甲を掌全体で押し当てる様にして取り、手首から落とす様にし、同時に膝下45°の角度に落として行く。体は螺旋を描き、相手が崩れる所まで運足で歩く。そして、地べたに着いたら動けないように極める。
 <呼吸投げ>
 空気のように風のように力を意識しないで、言霊の「い」を使いながら、自分が横移動するだけで相手は転がる。力が入れば投げになる。
 ・自由組み手 
 ・空乱

 〈感想〉
  捌き崩し極めの 基本である抜き手を繰り返して行くと体で抜くポイントを覚えて来る。その抜くポイントこそが関節技を極めるポイントであるのだと思う。
 力で崩さずに相手の中心力を誘いに因って崩し、45°の方向に落とす事を考えておく事、如何に自分の中心力を保ち続けるかを考えれば、螺旋の方向に移動する事が一番中心力を保つ事が出来ると思う。
 稽古 の最後に自由組み手があった。自分も棒立ちであったように、白帯の構えを見ると棒立ちに成っている。棒立ちでは足が揃うので足が引っ掛かると転ぶ。如何に棒立ちが不利であるかが分かった。
 自由組み手では常に交差法を心掛ける。捌き易いし、防御も優位である。どうしても同じ足だけ蹴られるのは、相手の術中に嵌っていたからではないかと思う。交差法なら、巻き込み投げや払って逆突きの見計らいが良い。
       
2,007年 4月 10日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・移動基本見直し
 ・組み手立ち基本見直し
 ・捌き崩し極め
 <抜き手1>
 相手が右手で右手を掴みに来た時に、拳を握った状態から手は開手にする。そして体を練りを応用して開き、相手の手の形に沿って手を抜く。この時、肘は自分の体に固定し、中心力を丹田付近に意識する。
 <抜き手2>
 相手が右手で右手を掴みに来た時に、拳を握った状態から手は開手にする。抜き手1の様に一度開き、肘を上げ反対側に返す。
 <抜き手からの巻き込み投げ>
 相手が右手で右手を掴みに来た時に、拳を握った状態から手は開手にし、相手の目線くらいまで腕を上げる。誘いを入れながら、相手の崩れる方向を見極め(想像し)、相手の中心力を崩しながら膝下45°の角度に落とす。
 <崩し1>
 相手が胸ぐらを掴んで来た時に相手の手首を自分に固定、相手の足の向きに対し、直角に自分の足位置に踏み込んでお尻を出し気味でお辞儀をする。この時相手に力が堪らない様に手首の固定と自分の中心力を揺るがない様に注意する。
 <崩し2>
 相手が胸ぐらを掴んで来た時に相手の手首を自分に固定、誘いに相手の肩部分手刀をやり、切っ掛けを作り、相手の肘へ手刀を滑り落として行く。相手の膝下45°の方向を感じながら、崩していく。
 <呼吸法>
 ・空乱

 〈感想〉
  捌き崩し極めの稽古では、中心軸を正し、中心力を極めて行くと相手に派手な行為をしなくても崩す事が出来るが、どうしても力に成って仕舞う。45°の方向に崩す事を常に念頭に置き、相手の崩れる方向を感じる事が必要である。
 見計らい(タイミング)と誘いの重要性も考えなければ成らない。相手が崩れない時、自分の足位置や軸が正されて居るなら、見計らいと誘いが其処にないからだと思った。
 言霊も有効で技を掛ける時に丹田で叫ぶように癖にしたいと思う。体術であるので相手に力が入らなくなる。
       
2,007年 4月 8日 特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
 サンドバッグで上段回し蹴りを行い、繰り返すと蹴りの可動範囲が広がる。上段回し蹴りで中心力が崩れると、当たる瞬間の衝撃が弱くなる。体が硬いので、インパクト点を意識し、繰り返す事で柔軟性向上を目指したいと思う。
 
       
2,007年 4月 6日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・移動基本見直し
 ・組み手立ち基本見直し
 ・拳足鍛え、サンドバッグ突き蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
  体に直力を染み込ませる為には、両足の向きと中心力が自分の何処にあるのかを常に考えておかなければ成らない。油断すると足幅が変わったり、重心が高くなる。中心力が身について居ない証拠だと思う。館長から歩く時も膝が前向きに足位置が真っ直ぐに成るように歩く様に指導して貰った。常にそう言うような努力が必要だと思った。
       
2,007年 4月 3日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・移動基本見直し
 ・組み手立ち基本見直し
 <捻りに因る力の逃げ>
  直力を発揮する為には体は安定より、不安定な状態で力の伝達が良い。組み手立ちの逆突きは力の合力点の所、前足と後ろ足で作る三角形は平方四辺形にして合力部分が丁度逆突きの一点になると力が発揮できる。
 後ろ足を捻り過ぎると力は逃げるので手首の向きも変わり、結局としてサンドバックを突く時に手首が曲がる。
 ・拳足鍛え、サンドバッグ突き蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
 サンドバックを使い、正拳中段逆突きを行う時、どうしても手首が曲がる傾向にある。館長から御指摘戴いたのは、後ろ足の膝の向きが内側に向いているので手首が曲がる事だった。後ろ足の膝は内側に向くより外側に向いた方が未だ力の伝達が良い。内側に向くのは膝がクッションになって力が逃げるので手首が曲がって仕舞う。
 又、館長から普段から膝を真っ直ぐにして歩く様に御助言を戴いた。直力の稽古を行うと普段の歩く姿勢が癖となって表れる事が分かった。武道は生活に密着して居ると感じる。
       
2,007年3月 30日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・移動基本見直し
 ・組み手立ち基本見直し
 <同側同調の前蹴り>
  自分の中心軸から内側は蹴らずに、蹴り足が溜を作ってから、直線的に蹴りを出す。この時、体は安定せずに半身状態に成っている。中心軸は後ろ側に体重が掛からずに若干前側に成り、半身になる為に軸が回転し同側側の足と手を出し、もう一方の手は顔面カバーに成る。、蹴り足でない方の足が極める時は相手に対し直角になる場合もあるが、次に移行する為に60°の向きの方が動き易い。
 ・拳足鍛え、練り、這い、拳歩き、サンドバッグ突き蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
 
直力を発揮する為に同側同調の動きは必須条件であると思う。同側同調も捻りが加わり過ぎると力が逃げる傾向にあると思うが、前触れが無い状態から、溜を作って素早く蹴りを出す必要がある。
       
2,007年3月 27日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・移動基本見直し
 ・組み手立ち基本見直し
 <運足左右>
  相手を壁の様な面で捉え、其の面に足が直角向きに成るように心掛ける。何回も遣っている内に角度が曖昧に成り易いので注意する。
 <送り足>
 送り足で内股に成る時は相手に正面を向いている時である。この時に出来るだけ半身に成るように手を前に出すようにする。
 <逆突きのサンドバック突き>
 直力を発揮してして居る時は、サンドバックの突く面に対し、足の向きは直角にある。然し、約3°以上ずれると手首が曲がって仕舞う。足が外側に開く場合は、特に曲がり易い。少しずつ距離を広げ、最短距離の直突きで足が曲がらない様に注意する。 
 ・拳足鍛え、練り、這い、拳歩き、サンドバッグ突き蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
 
サンドバッグを逆突きで突く時は細心の注意が必要で足の向きに因って力が直力になるかそうでないかは、決まっていると言っても過言ではないと思う。
 自分の場合、利き手ではない左突きの右組み手立ちの時に足先が外側に開く傾向が強い。長い間合いで運足すると顕著で、必ず手首が折れる。距離を始めは少なく、そして段々と長い距離で稽古して行きたいと思う。
 逆突きは移動基本の稽古においても何回も稽古するので、その時から直力の逆突きを念頭に入れて行きたい。
       
2,007年3月 25日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・形の見直し 
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
 
形の稽古をやったが平安三段が頭に入って居なかった。順番で考えるより、理に適った動きを頭に入れ、体に覚えさせれば自然に動くと思うが、稽古が足りない。
 サンドバックを無心に蹴った。何本か決めてその数を蹴るまでは休まない様にすると集中して蹴る事が出来る。
       
2,007年3月 23日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・移動基本見直し
 ・組み手立ち基本見直し
 <運足左右>
  組み手立ちから同側同調で足の軌道は円を描きながら、90度向きを変える。この時、相手は常に自分から見て面(壁)上に位置する事を考えて、足の向きはその面から直角、後ろ足はレの字に成らないように直角を意識する。
 手の構えは肘から手までの動きが逆円錐を舐めるような軌道を描く。向きを変えた瞬間に受けなので手を返す。
 <送り足>
 相手を想定して自分の前に対象物を置いておき、その相手を中心に回る様に行う。
 1.右組み手立ちから、同側同調を心掛けて右足は円を描き左足の前を交差、手は構えを相手に向けた儘。
 2.左足を運ぶが、相手に足して直角の向きに成るように、又、相手に対し正面を向いて仕舞うので、内股で構える。手は構えた儘。
 3.右足を後ろに左組み手立ちになる。そして手は前の手の構えを入れ替える。
 4.左足を一歩外側に出し、此も相手に足して直角の向きに成るように、又、相手に対し正面を向いて仕舞うので、内股で構える。手は右手前構えにして常に相手に向ける。
 5.右足交差してを大きく足払いする。相手が中心に構えて居るのなら、組み手立ちの後ろ足を払うような感じで足は足の裏を横に向けて同側同調を心掛ける。 手の構えはその儘で。
 6.左足は運足をして 、此も相手に足して直角の向きに成るように、又、相手に対し正面を向いて仕舞うので、内股で構える。手は右手前構えの儘で相手を向いている。
 7.左組み手立ちに変わり、右足をレの字立ちに成らないように運足し、最後に手は左組み手立ち構えになる。
 ・拳足鍛え、練り、這い、サンドバッグ突き蹴り、四段・五段蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
 運足の動きは全てが同側同調の動きに成っているのが分かる。相手に対しての向きをどのように想定するかが難しかったが、今日の稽古で理解が深まった。何回もの行い、身体に覚えさせる必要がある。
  上段回し蹴りの五段蹴りの稽古を行っていると左足の動きが遅く、右足の方が速い。特に膝から下の動きが遅い。詰まり神経の伝達が悪い。自由組み手では、良く左の下段中段回し蹴りが受け切れないのはその為であると思った。それを意識して運動神経伝達速度向上を目指そうと思う。自分の足は鞭であると言い聞かせ上段回し蹴りを行うと今までより若干しなるような動きになるような気がする。
       
2,007年3月 20日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・移動基本見直し
 ・組み手立ち基本見直し
 <摺り足の運足>
 帯を一個分腰を落として構え、その儘の位置を保った儘前に出る。出来るなら長い距離で運足した方が稽古になる。構えは常に拳は相手の顔面に向かっている。
 <摺り足の運足から正拳中段逆突き>
 運足をして一歩間合いを詰め相手の突きを払ってから、正拳中段逆突きを行う。此処で注意しなければ成らないのは、直力を最大限発揮する為に斜めには突かない。斜めに突くと必ず脇が空くので、一歩進んで後ろ側の構えて居る拳はその場所から直線的に突く。だから、前に相手が居たなら斜めに進み、足の向きは相手に対して直角で突きだけ直線的な軌道を描く。足が相手に対して直角に向いていないと手首が折れる稽古にあるので気を付ける。
 前足に全体重を掛ける勢いで行うので、移動基本の正拳上段突っ込みの様に後ろ足を返しても良い。
 ・拳足鍛え、練り、這い、拳歩き、サンドバッグ突き蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
  正拳順突きより逆突きの方が直力を発揮するさせる為には、難しい。スポーツ空手なら力の多い物が全てなので脇が開こうが力でねじ伏せるので、この理論は分からないと思った。
 順突きは次の攻撃に移りやすいが、逆突きだと身体に捻りを加えて居るので、中々戻る事が出来ない。直力を重視しつつ更に次の攻撃に移る事が出来るようにするのが課題だと思った。
 館長と組み手立ちに成り、一発目の突きを捌いてからの逆突きが全く見えなくて完全に鳩尾に入った。此が本気の突きなら立って居られないと思った。順突きとは反対に一発で極めると言う時、交差立ちであるので突きを捌き易いし、有効な突きであると思った。
       
2,007年3月 13日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・移動基本見直し
 ・組み手立ち基本見直し 
 ・拳足鍛え、練り、這い、拳歩き、サンドバッグ突き蹴り、五段蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
  やっと拳から血が噴き出さなくなったので、今日から拳歩きを復活させた。汗を掻いて滑ると拳も滑って皮が剥ける。未だ未だ点当たりには程遠い。
 館長不在の稽古だと少年部がだれる。佐久間さんと何度も同じ人間を注意した。何が悪くて何が良いのか分からないから教えて上げるが、中途半端に叱るとただ言っているだけになる。叱り方も考えなければ成らない。
       
2,007年3月 9日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・組み手立ち基本見直し
 <摺り足の運足>
 肩幅半分の横幅で肩幅の立て幅で構え、後ろ足はレの字立ちに成らない。手の構えは正拳若しくは開手にして常に相手の顔面を向ける。
 前に出た時と後ろに下がった時の足の幅が常に一定の距離にあり、前側の足に重心がやや掛かるように立つ。後ろ足に重心がある人は受け専門に成って仕舞い直ぐに攻撃が出来ない。
 <長い距離運足>
 距離を長く取ると足の位置がバラバラに成り易い。又棒立ちに成れば一回沈んでから攻撃に移るので2挙動に成って仕舞うので膝は曲げた儘溜めを作っておく。
 <順突き前蹴りの組み合わせ>
 一歩摺り足で前に出て順突き、後ろ足の前蹴り。
 同側同調なので上半身を一度半身にするようにしないと直力が発揮出来ない。片足に体重を乗せてから蹴りを出して仕舞いがちだが、それでは2挙動に成るので注意する。
 一歩進んで後ろ足で前蹴りをし、一歩下がって前足で前蹴り。
 半身を繰り返し、足の位置が定まった所に来る様に素早く前蹴りを行う。足位置と同側同調が崩れない様に注意をする。
 ・拳足鍛え、練り、這い、サンドバッグ突き蹴り、五段蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
  前蹴りの組み合わせでは自分が蹴り易いように足の位置を狭くしがちになると館長から御指導戴いた。特に後ろに下がる時にそうなるので、その時に下段回し蹴りなど貰えば、足を取られる事になる。足の位置を常に一定した構えに成るように稽古しようと思う。
       
2,007年3月 6日 京都支部出稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱

 〈感想〉
 
本部道場で教わっている移動稽古の基本を伝えさせて貰った。兵道支部長でも前教わった所とは違ったり、忘れて居る所があると仰って居た。然し、直ぐに修正出来るから流石だと思った。
 京都支部は何時も二人で稽古されて居り、稽古毎に自分を律して行かないと中々出来る物では無いと思った。空手道の稽古は一生続く物であるが、ある程度の人なら基本を繰り返しながら独習も出来ると思う。然し、基本稽古の根本と言うのを見つめ直して行かないと間違った儘続ける事になる。そう考えると指導者から教えて戴いた絶対的な基本稽古と言う物を目に刻み、身体に刻んで行かなければ成らないと思った。それだけに手を抜けば、基本を逸脱して仕舞う事と同等なのだから中途半端には出来ない。
       
2,007年3月 4日 特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
  白帯の時に教わった送り足を由美さん、かもさんにお聞きして復習した。此から組み手立ちの基本を館長から御指導戴くと思うが、あやふや部分が多いと思う。特別稽古の時にでも少しずつ遣って行きたい。
       
2,007年3月2日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・移動基本見直し
 ・拳足鍛え、練り、這い、壁登り、サンドバッグ突き蹴り、五段蹴り、形
 ・空乱

 〈感想〉
 
上段後ろ蹴り真っ直ぐ蹴ることが出来ない。前屈立ちを極極にして稽古していると、いざ後ろ蹴りに成った時に蹴りが反対に出易い事を経験した。極極に成れば、最初は筋肉の反応が遅くなって行くが、其れは鍛錬であって極極を続ければ、その低い姿勢と速さに慣れて行くので、蹴りが出易い。
       
2,007年2月27日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・移動基本見直し
 ・拳足鍛え、練り、這い、壁登り、サンドバッグ突き蹴り、五段蹴り、形
 ・空乱

 〈感想〉
 サンドバックを突き蹴りして居る時に館長から脇が空くと言う事と上段横蹴りでサンドバックの芯を捉えられないのは、蹴る場所が違うと言う御指摘も戴いた。説明して戴くと直力とはどんな物なのか段々分かって来るような気がする。
 空乱時には、左の足の向きの御指摘を戴いた。左右癖があるが、右利きなので左は疎かに成って仕舞う。特に左足の運足を注意したい。
       
2,007年2月25日 特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・空乱

 〈感想〉
 館長みどりちゃん邸で行われた試割について佐久間さんと一緒に小林さんに説明した。矢張り理論を教えて戴いても出来る物では無い。館長
基本の蓄積だと仰る。その言葉が好きであるが、その裏はどんな時も基本を遣り尽くした人だから言える言葉なのだと思う。達人技とは見極める事が出来る神霊能力と基本の賜物なのかも知れ無い。
       
2,007年2月25日 特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・空乱

 〈感想〉
 館長みどりちゃん邸で行われた試割について佐久間さんと一緒に小林さんに説明した。矢張り理論を教えて戴いても出来る物では無い。館長
基本の蓄積だと仰る。その言葉が好きであるが、その裏にはどんな時も基本を遣り尽くした人だから言える言葉なのだと思う。達人技とは見極める事が出来る神霊能力と基本の賜物なのかも知れ無い。
       
2,007年2月23日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・基本見直し
 ・移動基本見直し
 <前屈立ち、騎馬立ち>
 前屈立ち、騎馬立ちを確実に行っているとその分だけ、脚力が付いてくる。前屈立ちなら稽古の時は極極の前屈立ちで稽古を付ける。
 <素早い突き蹴り>
 突きや蹴りを出す時、一番力を入れるのは当たる瞬間にする。そうしないと突き蹴りが遅くなる。試割でも瞬間のスピードだけ速く、突きならその瞬間に拳を握る。
 <中段内受け正拳逆突きからの正拳下段払いへの切り返し>
 普通の切り返しなら、中心力を保った儘行うが、この場合一度中心力を前屈立ちの前足側に持って行き、下段払いをする時に中心力を保った状態で払う。
 <正拳下段払い上段突っ込みから手刀回し受けへの切り返し>
 中段内受け正拳逆突きからの正拳下段払いへの切り返しと同じ様に一度中心力を前屈立ちの前足側に持って行き、その儘後ろ足の7割、前足に3割の割合で体重移動させ回し受けを行う。
 <手刀回し受け>
 受け側の手は耳の裏から真上に上げ、確実に手先が目線に行くようにする。そして手はどんな相手にも対しても対戦できる様に手は軽く曲げておく。
 牽制の手は相手の目線に向かい、鳩尾に貫手にして構えておく。
 <直力を生かす>
 直力の究極の形は片足立ちで順突きする形である。逆突きに於いても回転力を直力に変える様に突きを体から滑らすように出して行く。
 重心は相手に力が伝わる様に体は前傾に成っているのが理想。また、足の向きは確実に相手の方を向いて居ないと力は伝わらない。
 <前蹴り、上段前蹴り、膝蹴り>
 足の抱え込みから素早く足先を前足底にして、当たる瞬間に最も速い蹴りを目指す。帯の位置は変わらずに直力を生かす為に半身状態で蹴る事が大切。
 膝蹴りに於いては膝が当てる点に対して直線的に持って行く。足首は真っ直ぐの状態で当たる瞬間に最も速くなり、直ぐに戻す。  
 <下段回し蹴り、上段回し蹴り>
   回し蹴りは一度足を開いた状態にし、下段回し蹴りなら自分の前の大きな鞠をなめる様にし、最後膝下だけが素早く蹴る。上段回し蹴りなら足を開いて膝が相手の顔面に行く様に動き、最後膝下だけで前足底で蹴る。
 蹴った後は、足を抱え込み前屈立ちになる。
 <上段内回し蹴り>
  膝を抱え込み、前方に尻を向け踵で蹴る事を意識する。蹴った後はもう一度膝を抱え込み、前屈立ちへ。
 <関節蹴り、上段横蹴り>
  帯の位置を変えずに同じ場所を蹴る様にして、伸び上がる前に為を作るので状態は低い位置を保っておく。
 上段横蹴りは確実に踵が上の状態で蹴り上げ、目線は相手の方向を向く、蹴り終わった後は、足を鶴足立ちに戻し、騎馬立ちになる。騎馬立ちは足位置が開き易いので注意する。
 <上段後ろ蹴り>
 後ろ蹴りなので先に目線を相手に持って行き、確実に足を抱え込み直線的に蹴る。抱え込みをした後に円軌道の蹴りが出ない様に注意をする。
 蹴った後も足を抱え込んで、状態を反転させるが、足位置が開き易いので、確実に肩幅一個半分の位置に足が真っ直ぐ来る様に注意する。 
 ・拳足鍛え、這い、練り、サンドバッグ突き蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
 
今日の稽古では、直力の意味をもう一度考え直す切っ掛けを与えて貰った気がする。
 秋田で
館長試割を行った時の写真を見せて戴いたが、直力を生かす為に板に当たる瞬間は体が斜めに成っていた。最大限の直力を生かす為にこういう技術が隠されて居ると思った。
 また、試割の技術を講義して戴いたが、全て理に適った理論であり、正確に一点を突くと言う技術が無いと出来る技では無い。
 移動稽古では、状態が変わった時に足位置が変わり易い。基本にのっとり、常に足幅を意識して稽古を遣って行きたい。そして、何も指標が無くてもその歩幅が自然に出来る様に体に刻んで行きたいと思う。
       
2,007年2月20日 秋田早朝稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・マラソン

 〈感想〉
 
雪が周りにある中で稽古をすると身が引き締まる思いがする。
       
2,007年2月18日 特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本見直し
 ・空乱
 ・形
 ・サンドバッグ突き蹴り

 〈感想〉
 形の平安四段、五段が体に染み付いていない。自主稽古する時に課題にしたい。
       
2,007年2月16日 稽古

 

 


 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・拳足鍛え
 ・壁登り
 ・基本技
 ・移動基本見直し
 ・空乱

 〈感想〉
 今日は用事があり、早めに上がらせて貰った。
 空乱ではもっと前にする相手を想像してもっと手数を増やそうと思う。
       
2,007年2月13日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 正拳上段突きの連突きで足がレの字立ちに成ると御指摘を受けた。レの字立ちでは次の攻撃に移る時に一テンポ遅く成る。
 ・空乱
 ・移動基本見直し
  正拳上段受けの構えが体から可成り近い位置で構えをしていると御指摘を受けた。
 ・拳足鍛え、這い、練り、壁登り、サンドバッグ突き蹴り、五段蹴り、蹴上げ、横蹴上げ
 ・空乱

 〈感想〉
 知らずに知らずに基本が乱れて居る。体で覚える事と常に意識していないのでこのような状態になると思う。
 貫手については砂に行うのは余り意味が無いと館長が仰った。其れより、基本を身につける事が大事なのだと思う。基本を出来ずにして欲張り過ぎたと思う。先ずは基本から。 
       
2,007年2月11日 特別稽古

 

 


 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・基本技
 ・移動基本
 ・空乱
 ・拳足鍛え

 〈感想〉
 バケツに砂を入れて貫手を鍛える稽古をした。遣り方が間違っているかも知れ無いので館長に後で聞きたいと思う。基本稽古が終わると清々しい気分になる。 
       
2,007年2月9日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・移動基本見直し
 <正拳中段外受け、正拳逆突き>
  牽制をし、受け側の拳は耳の後ろに持って行くが、脇が空き易い。脇を締めて後ろに振る時に手刀顔面打ちの様に腕を45度に構えてから、正拳中段受けを行う。受ける瞬間に拳を内側に捻る。
 <正拳中段内受け、正拳逆突き>
  牽制をし、脇の下からでは無く、脇の後ろ側から受け側の拳 を上向きにして外から大きく、11時の方向に拳を持って行く。そして、牽制の拳は引き手にし、受け側は肘を締める様にして腕を45度の角度にして拳を外側にして受ける。
 <正拳下段払い、正拳上段突っ込み>
  牽制を金的前に45度の位置に持って来て、そして引き手をする。受け側の拳は耳裏から前屈立ちの拳一個外側に受ける。牽制をし、 出来るだけ脇を締めて拳を縦拳にせずに正拳で突くようにする。後ろ側の足は前に突っ込む為に踵を上げても良い。
 <手刀回し受け>
  牽制相手の顔に向かって抜き手を出しておき、受け側の手は耳裏に持って来て真上に上げ、顔の前を通り、自分の肩と一直線になった時に手を返す。足は肩半分狭く構え、後ろ7対前3の割合で、前は踵が紙一枚浮く程度にし、直ぐに前に動ける体勢を作っておく。受け手を返した時に鳩尾に 貫手を持って行き腹を締める。
 <前蹴り>
  前屈立ちから帯の真横を持ち、足を抱え込み同側同調で足を出して行く。相手の金的を因り上を蹴る。もう一度足を抱え込み、前屈立ちになる。
 <上段前蹴り>
  前屈立ちから帯の真横を持ち、足を抱え込み同側同調で足を出して行く。相手の顔面を蹴るように足は前足底で蹴る。もう一度足を抱え込み、前屈立ちになる。
 <膝蹴り>
  前屈立ちから帯の真横を持ち、足を抱え込み同側同調で膝を出すので少し横を向くような形になる。膝は胸に着く程上げるが、直力なので最短距離で蹴り、前屈立ちになる。
 <下段回し蹴り>
  前屈立ちから帯の前を持ち、足を60度程上げて行き体が帰ったら足を最後に下段を蹴り落として行く。もう一度足を抱え込み、前屈立ちになる。
 <上段回し蹴り>
  前屈立ちから帯の前を持ち、足を抱え込み膝から蹴りを出して行く。ヒットポイントで膝下を出して行き、足は前足底になる。イメージとして天井をその儘蹴り上げる。もう一度足を抱え込み、前屈立ちになる。
 <上段内回し蹴り>
  前屈立ちから帯の前を持ち、足を抱え込み尻を前に向ける。踵で相手を蹴るようにするので足を横に掻くようにして蹴る。もう一度足を抱え込み、前屈立ちになる。
 <関節蹴り>
  前屈立ちから帯の前を持ち、頭の位置を変えずに足を前側で交差する。鶴足立ちから膝を勢い付けて上げ、その儘足刀で蹴り落とす。もう一度鶴足立ちになり、騎馬立ちになる。反対側に行く時は進行方向を見て十字を切る。前屈立ちからは交差する足は前→前→後だが、復路は前→後になる。前屈立ちからは一歩目は足を合わせる為である。
 <上段横蹴り>
  関節蹴りで鶴足立ちまで同じで足の踵を上にして上段横蹴りを遣っていく。もう一度鶴足立ちになり、騎馬立ちになる。
 <上段後ろ蹴り>
 騎馬立ちから進行方向の足を肩幅半分前に出し、蹴り側の足は進行方向に向かって直線に抱え込む。そして、その儘真っ直ぐ後ろ蹴りを出して行く。足は抱え込み前屈立ちになる。2歩目は肩幅一個半分前に出して同じように上段後ろ蹴りをして行く。上後ろ蹴りは真っ直ぐ蹴り、回る方向を先に見て足位置を安定させる。
 ・拳足鍛え、這い、壁登り、サンドバッグ突き蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
 移動基本を見直しを指導して貰った。足をバタバタさせないですっと足を下ろすには、足にしっかりと力が入っていないと出来ない。また、進行方向を変える時は必ず首から動かし、足の位置を決めるようにする。足の抱え込みと頭の位置を動かさないで移動稽古をするように稽古して行きたい。
       
2,007年2月6日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・拳足鍛え、這い、練り、壁登り、五本蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
 拳足を鍛えて居る時、裏拳の鍛え方を館長から教わった。上から全身を使って電話帳を突くのだが音が違う。館長の音に近づけるように鍛えて行きたいと思う。
 頭突きは鍛える必要がないと館長から言われた。脳細胞が破壊されるし、最後にパンチドランカーの様になって仕舞うと聞いた。馬鹿な事は遣る物ではない。
 横蹴上げ、蹴上げは数多く遣る程高く上がるように成るのが分かって来た。数を遣らないと堅い儘のなのだと思う。
 空乱は近い間合いを意識して、その間合いで上段回し蹴りが自由に蹴る事を目指して居る。近い間合いでは未だ未だ頭が曲がり中心力を失う。
       
2,007年2月4日 寒中稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動基本
 ・飛び蹴り
 後ろ足の引きつけを速くすると紐を越えられる。また、上に遠くに飛ぶような角度(50〜70度)で飛び上がる前側の位置はしっかりと前を向かせる。足 は足刀にし、同側側の手は開手、もう一方を顔面カバーする。
 ・マラソン
 ・試割
 <ブロック割>
 手刀でブロックの椎がある部分の上部から空洞の方に行った部分を叩くと割れる。少しでも椎ある部分を突くと力は跳ね返される。
 足刀、鉄槌も同じ要領であるが、力で強引に割ると怪我をする。どれだけピンポイントを突くかが重要である。割れた時、手は痛くないが、跳ね返されると手は痛い。

 〈感想〉
 砂の上で基本技を行うと足を取られて仕舞うので、それを考えて足の位置を常に内八字立ちや不動立ちの基本姿勢に戻ると突き蹴りし易い。
 試割では館長が仰った所を叩くとブロックは割れて行った。少しでもポイントがずれると全然ブロックは割れない。如何に正確に突くが重要である。
 バーベキューや沢山の美味しい料理を御父母の方々に作って戴いた。有意義な時間を過ごす事が出来たのも館長をはじめ御父母の方々の御陰である。有難う御座いました!
       
2,007年2月2日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・基本見直し
 ・移動稽古見直し
 <運足>
  前側の位置はしっかりと前を向かせる。足が外向きを向くのは直力が伝わって居ない。
 腰の帯の位置は一定にし、体の中心線と足の内側をする様にしする。後ろ足は前側に直ぐに行けるように張った状態にし、足の向きは60度の位置に構える。
 <正拳突き>
 正拳突きの追い突きも運足をしっかりと行って位置が決まってから、実際に何かを突くようにして正拳を出して行く。正拳は正中線を越えないで拳を両手で出した時の位置を確実に直力で突く。
 <正拳上段受け、正拳逆突き>
  腕を十字にしてしてから運足を行い、正拳上段受けを行う。確実に牽制を行い、脇を締めながら正拳逆突きを行う。
 <正拳中段外受け、正拳逆突き>
  牽制をし、受け側の拳は確実に耳の後ろに持って来てから運足を行い、正拳中段受けを行う。この時、基本技同様に後ろに振ってから、受ける瞬間に拳を内側に捻る。そして確実に牽制を行う。
 ・サンドバッグ突き蹴り、這い
 ・空乱

 〈感想〉
 牽制を確実に行う事で相手との間合いを計る意味がある。また、移動稽古で振り返る時は後ろを見るようにすると自分の足の位置を決め易い。間違えた時は前足を動かすので後ろ足は絶対に動かさない。運足では後ろ足で前足を押すような格好になると足が疲難い。
 正拳下段払いをして構え、正拳順突き、正拳逆突きと遣ってみて逆突きが良い人は、力は逃げ、直力とは程遠いと館長が仰った。逆突きは脇が空き易いし振りも大きくなる傾向があるので、飽くまで正拳順突きが直力の基本なのだと思った。
       
2,007年正月30日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・基本見直し
 ・サンドバッグ突き蹴り、練り、這い、壁登り
 ・空乱

 〈感想〉
 基本技の見直しをして居る時、館長が一人に対して言っている時に自分ではないだろうと言う傲りがあり、上段後ろ蹴りが一番自分が出来て居なかった。一人一人に言っている事も自分の事として受け止めなければならない。
       
2,007年正月28日 特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・空乱

 〈感想〉
  稽古の時間には遅れて仕舞い、基本技のみ行った。基本技をやって汗を掻くと清々しい。
       
2,007年正月26日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・基本見直し
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
  館長が不在で一寸活気が無い。
 移動稽古では毎回の様に前屈立ちを行うのだが、今日の速いペースだと未だ未だ出来そうに無い。足がガクガクに成って仕舞いどうしても腰高になる。此をこのスピードで出来る様に成れば脚力が付いて来るのだろうと思う。
 稽古を終えてみんなで神棚と神棚が乗っている棚を掃除した。綺麗になるとさっぱりとして清々しい。
       
2,007年正月23日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・基本見直し
 ・補強(拳鍛え、這い、壁登り)
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
  汗を出し切ると手足先まで温かく成って来る。中心の塩の固まりが取れ、体全体に行き渡る為だと思うが、それだけ水分が多いと言う事でもあると思う。外に出て体を冷やし、頭を冷やすが、外の寒さが心地良い。
 館長が電話帳で拳を鍛える佐久間さんの指導をして居る時に手刀の跡が電話帳にその儘の形で付いた。自分は館長より体重が重いはずなのに未だ未だ体全体で突いて居ない結果であると思った。
       
2,007年正月21日 特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・サンドバッグ突き蹴り
 ・空乱

 〈感想〉
 汗で毒出しする為にサンドバッグを突き蹴りした。疲れてくると中心力が崩れる。
 小林さんの足首を蟹テープを使ってテーピングした。一発で愁訴が取れなかったのでもう一ヶ所テーピングした。館長のように上手く行かないのは何かが違う。
       
2,007年正月19日 稽古

 

 


 ・基本の見直し(内八字構え)
 <正拳中段突き>
  脇を締め、顔面カバーに余り拳を近づけすぎずに、掌側を若干前に向くように内八字立ちに構える。号令が掛かったら、正拳を相手の鳩尾付近に出し、当たる瞬間に拳をぎゅっと握り、力を込める。構えの時は拳に力を入れない。
 <正拳上段突き>
  正拳中段突きを45度程上に傾けて自分の額の延長線上を正拳中段突きと同様に突く。
 <正拳下段突き>
  正拳中段突きを45度程
に傾けて自分の丹田と恥骨の間の額の延長線上を正拳中段突きと同様に突く。拳頭は人差し指の拳頭が当たるようにする。
 <正拳中段振り突き>
  内八字立ちの構えから号令が掛かったら、顔面カバーはその儘固定し、半身で突きは脇を締め肘を曲げた儘固定する。そして体全体を振って拳は中心線近くを突く。大振りに成らずに脇を締めた儘の小振りを心掛ける。
 そして元の内八字構えの顔面カバーに戻る。
 <正拳上段振り突き>
  内八字立ちの構えから号令が掛かったら、顔面カバーはその儘固定し、半身で突きは脇を締め肘を曲げ、角度は45度位の曲げた位置で固定する。そして体全体を振って拳は中心線近くを突く。中段振り突き同様に大振りに成らずに脇を締めた儘の小振りを心掛ける。
 そして元の内八字構えの顔面カバーに戻る。 
 <裏拳中段上げ突き>
 内八字立ちの構えから号令が掛かったら、上半身を傾け、突く側の肘は体に付ける。この時、顔面カバー脇を締めた儘の状態で体に沿うだけにする。そして、その儘裏拳で相手の顔面を突くので最短距離で腕を伸ばす。腕を戻し、内八字構えの顔面カバーに戻る。 
 <指はじき>
  内八字立ちの構えから号令が掛かったら、正拳上段突きの様に相手の顔面の中心線に向かって拳を出して行き、最後に指は開き、人差し指を中心に指を開きながら、右側の指なら反時計回りに回して顔面を突く。
 そして元の内八字構えの顔面カバーに戻る。
 <ばら手当て>
  指はじき同様に内八字立ちの構えから号令が掛かったら、正拳上段突きの様に相手の顔面の中心線に向かって拳を出して行き、最後に指は開き、相手の目付近を叩く。この時、指は顔面に当たってぱらぱら成るようにする。
 そして元の内八字構えの顔面カバーに戻る。
 <二本貫手>
  指はじき同様に内八字立ちの構えから号令が掛かったら、正拳上段突きの様に相手の顔面の中心線に向かって拳を出して行き、最後に指は人差し指と中指を開き、他の指は軽く握る。人差し指と中指は真っ直ぐ付けないので長い中指は曲げ相手の目を突く。
 そして元の内八字構えの顔面カバーに戻る。
 <金蹴り>
 内八字立ちの構えから号令が掛かったら、蹴り側の足はその場で抱え込み、足は中心力を交わらずにその儘前に出るので軸を腰から前に出るようにする。軸足は返し、蹴りのポイントで空気を蹴るようにし、抱え込んで元の位置に戻る。
 蹴る時、手は開手にし、蹴り側の手は金的カバー、もう一方は手は顔面カバーをする。その手の指の間から蹴り方向を見ている。  蹴る時、手は開手にし、蹴り側の手は同側同調で足と同じように出し、もう一方は手は顔面カバーをする。
 <上段前蹴り>
  内八字立ちの構えから号令が掛かったら、金蹴り同様に足をその場で抱え込んでから、足は中心力を交わらずに前足底で腰から前に出るようにする。相手の顎を打ち抜くようにその儘上に蹴上げるが、目線は頭上遙か上に持ち、突き抜くように蹴る。軸足は返し、元の 位置に抱え込んでから戻る。
 蹴る時、手は開手にし、蹴り側の手は同側同調で足と同じように出し、もう一方は手は顔面カバーをする。
 <膝蹴り>
  内八字立ちの構えから号令が掛かったら、中心軸は腰から前に出るようにする。相手の髪を掴む為に手は開手に十字にし、脇を締めて引いて行く。膝は鋭角を保って直力を意識してヒットポイントに直力が伝わるように直線的な軌道を描く。軸足は返し、元の位置に素早く戻す。
 <下段回し蹴り>
  内八字立ちの構えから号令が掛かったら、膝は一度後ろに回ってから前側に来る様に弧を描き、膝から落として行く。 手は開手にし、蹴り側と同側側は顔面カバーをし、もう一方は金的カバーをして居る。蹴り出しと同時に同側側の手は腿の上に行く様にし、もう一方を顔面カバーをして手を入れ替える。この時、力が逃げるので腿から外側には出さない。
 元の位置には鶴足立ちになってから、内八字立ちに戻る。
 <上段回し蹴り>
  内八字立ちの構えから号令が掛かったら、膝は一度後ろに回ってから前側に来る様に弧を描き、膝を上げて行く。最後に膝が限界上まで来た時に膝下の部分が動き、ヒットポイントに前足底で蹴るように意識する。 手は開手にし、蹴り側と上段前蹴りの様に同側同調で足と一緒に手首を返すようにし、もう一方は顔面カバーして居る。そして、 突き抜けるような蹴りで破壊力を生むために目線は上側を見て、天井に突き上げるように蹴りを出して行く。
 元の位置には鶴足立ちになってから、体の状態が前を向いた時に足を下ろし、内八字立ちに戻る。
 <上段内回し蹴り>
  内八字立ちの構えから号令が掛かったら、鶴足立ちの状態になってから軸足の向きを変え、前側に尻を見せるようにして構え、前側に弧を描くように足の踵で蹴る心掛ける。
 蹴り側の同側側の手は、グーにして体幹から出るようにし、もう一方は顔面カバーをする。
 そして、元の内八字立ちの位置にもう一度鶴足立ちになってから、体の状態が前を向いた時に足を下ろす。
 <関節蹴り>
 内八字立ちの構えから号令が掛かったら、目線は蹴り方向を見る。鶴足立ち状態になり膝を胸位まで上げ、その儘、足刀で蹴り落とす。この時 手は開手で蹴り足の同側側は金的カバー、もう一方は顔面カバーをして居る。
 そして、元の内八字立ちの位置にもう一度鶴足立ちになってから体を戻す。
 <上段横蹴り>
 内八字立ちの構えから号令が掛かったら、目線は蹴り方向を見る。鶴足立ち状態になり蹴り足を足刀に保って、お尻が相手の方向を向きながら蹴る。蹴る時、直力を意識して鶴足立ちから最短距離で蹴って行く。 手は開手で同側側の足と同調するように手首を曲げて一緒に出して行く。もう一方の手は顔面カバーをしている。
 元の内八字立ちの位置にはもう一度鶴足立ちになってから、体の状態が前を向いた時に足を下ろす。
 <上段後ろ蹴り>
 内八字立ちの構えから号令が掛かったら、膝はその儘上に上げ抱え込む。目線は肩越しに後ろを見るようにする。そして、その位置からヒットポイントに向かって直線的に蹴上げる。 腕はグーの儘、顔面カバーをして居るが、脇が空き、腕は下がる傾向にあるので、意識的に上げる。
 元の内八字立ちの位置には抱え込んだ状態になって、体の状態が前を向いた時に足を下ろす。

 〈感想〉
 館長から 突きの時に拳が相手に当たる時に強く握りしめるように御指導戴いた。
 内八字立ちの構えからの基本技は、素早く元の位置に戻る事と脇を締め、顔面カバーや金的カバーが付いて回る。それだけ に攻撃と防御も同時に行っている技であると思った。
 
       
2,007年正月16日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・基本の見直し
 <前蹴上げ>
  腕を顔の前で十字に切り、足は不動立ちから左の前側の足は踵をずらし垂直を向く。後ろ側に行く足は中心軸に交わらない位置まで持って行き、その儘後ろに肩幅2倍下げる。その足は60度の傾きを保つ。この時、前側の足は膝で足先が見えない所まで腰を沈める。そして顔の前の十字は不動立ちの時の構えをし、帯の真横を掴む。
 号令が掛かったら、頭の位置をずらさず、中心軸に交わらない場所を目指して足を移動させ、その儘垂直に蹴上げる。足先は前足底。蹴上げの時は後ろ足に体重を乗せないで前側に中心力が行くように同側同調を目指す。
 足を戻す時は構えた時の反対の位置に戻り、最後に足の向きを変え不動立ちに戻す。
 <内回し>
 帯の横を掴み、足刀の側面が相手に当たるように内側から大きく回し、元の位置に返る。この時足の軸足の向きを変え、柔軟性を鍛える。
 <外回し>
  帯の横を掴み、足の裏側が相手に当たるように大きく外側に行ってから円を描いて行く。大きく回して元の位置に変える。内回し同様に軸足の向きを変え柔軟性を磨く。
 <金蹴り>
  帯の横を掴み、不動立ちから蹴り側の足はその場で抱え込み、足は中心力を交わらずにその儘前に出るので軸を腰から前に出るようにする。軸足は返し、蹴りのポイントで空気を蹴るようにし、抱え込んで元の位置に戻る。
 中心軸は斜めに成らず、中心力は仮想の中心軸を前傾にし、前側にあれば破壊力が増大する。
 <上段前蹴り>
  帯の横を掴み、金蹴り同様に足をその場で抱え込んでから、足は中心力を交わらずに前足底で腰から前に出るようにする。相手の顎を打ち抜くようにその儘上に蹴上げるが、目線は頭上遙か上に持ち、突き抜くように蹴る。軸足は返し、元のポイントに抱え込んでから戻る。
 <膝蹴り>
  帯の横を掴み、中心軸は腰から前に出るようにする。膝は鋭角を保って直力を意識してヒットポイントに直力が伝わるように直線的な軌道を描く。軸足は返し、元の位置に素早く戻す。
 <下段回し蹴り>
  帯の前を掴み、鶴足立ちの状態で膝から動くように心掛ける。膝は一度後ろに回ってから前側に来る様に弧を描き膝から落として行く。最後に膝下の脛の部分で蹴るように意識する。この時、中心力は軸足側に保たないで、中心力が前側にあるように心掛ける。そして、破壊力を生むために目線は上側を見て、天井に突き上げるように蹴りを出して行く。この時、中心力は軸足側に保たないで、中心力が前側にあるように心掛けると破壊力が上がる。
 元の位置には鶴足立ちになってから、体の状態が前を向いた時に足を下ろす。
 <上段回し蹴り>
 帯の前を掴み、下段回し蹴り同様に鶴足立ちの状態で膝から動くように心掛ける。膝は一度後ろに回ってから前側に来る様に弧を描き膝から上がって行く。最後に膝が限界上まで来た時に膝下の部分が動き、ヒットポイントに前足底で蹴るように意識する。この時、中心力は軸足側に保たないで、中心力が前側にあるように心掛ける。そして、破壊力を生むために目線は上側を見て、天井に突き上げるように蹴りを出して行く。この時、中心力は軸足側に保たないで、中心力が前側にあるように心掛けると破壊力が上がる。
 元の位置には鶴足立ちになってから、体の状態が前を向いた時に足を下ろす。
 <上段内回し蹴り>
 帯の前を掴み、下段回し蹴り同様に鶴足立ちの状態になってから軸足の向きを変え、前側に尻を見せるようにして構え、前側に弧を描くように足の踵で蹴る心掛ける。
 元の位置にはもう一度鶴足立ちになってから、体の状態が前を向いた時に足を下ろす。
 <横蹴上げ>
 帯の横を掴み、目線は蹴り方向を見る。足は足刀の状態で中心軸と交わらない様に軸まで足刀を持って行き、踵から出るように真横にその儘横に蹴上げる。
 <関節蹴り>
 帯の横を掴み、目線は蹴り方向を見る。鶴足立ち状態になり膝を胸位まで上げ、その儘、足刀で蹴り落とす。この時状態は勢いを付ける為にも一度伸び上がり一気に落として行く。
 <上段横蹴り>
 帯の横を掴み、目線は蹴り方向を見る。鶴足立ち状態になり蹴り足を足刀に保って、お尻が相手の方向を向きながら蹴る。蹴る時、直力を意識して鶴足立ちから最短距離で蹴って行く。この時中心力は出来るだけ軸足に掛けないで中心軸が斜めに成らずに蹴るのが理想。
 元の位置にはもう一度鶴足立ちになってから、体の状態が前を向いた時に足を下ろす。
 <上段後ろ蹴り>
 帯の横を掴み、膝はその儘上に上げ抱え込む。目線は肩越しに後ろを見るようにする。そして、その位置からヒットポイントに向かって直線的に蹴上げる。この時、踵で蹴るようし、抱え込みの足が前過ぎても後ろ過ぎても蹴り足が弧を描く事があるので、注意する。また、脚力がないと弧を描き易い。
 元の位置には抱え込んだ状態になって、体の状態が前を向いた時に足を下ろす。

 〈感想〉
 意識的に基本技を行っていかないと技が疎かに仕舞う。蹴り技は股関節の柔軟性がないと膝を抱え込んだり、蹴上げ切ったり出来ない。自分の課題の一つとして柔軟性の向上もある。
 館長から上段後ろ蹴りが直線的に成っていないと御指摘戴いた。基本的に脚力がないので直線的な動きが出来ない。
 蹴り技の基本稽古はきつい稽古ではあるが、それだけ怠けていたと言う事でもある。初心に返り、基本技を稽古し続けた居た時を思い出して稽古に励みたい。
 
       
2,007年正月14日 特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・空乱
 ・捌き崩し極め
 呼吸法の稽古と四方投げの稽古。

 〈感想〉
 呼吸法の稽古と四方投げの稽古では、素早く遣ろうと思うと力業に成って仕舞う。相手を捌き、崩す事を見直そうと思った。
       
2,007年正月12日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・空乱
 ・基本の見直し
 <不動立ち>
 前傾に成り、仮想の中心力が前側にある。
 <正拳中段突き〜手刀脾臓打ちまで>
 立ち位置を変える時も中心力を安定させない。
 <騎馬立ち>
 足の左側を平行にし、中心力を崩さない様に肩幅2倍程、開き尻を落とさずに馬に乗っている様に膝を締める。
 <肘中段当て>
  引き手をしっかりし、拳一個空けた位置にもう一方の拳を構える。肘は鳩尾を突くので少し下げる。肘が鋭角になると力が入り、筋肉が張るので怪我をし難い。ピンポイントで当てに行く。
 <肘上段当て>
 相手に顔を向け肘中段打ちがその儘上に傾いた様な形を取る。
 <肘上げ打ち>
 号令が掛かってから牽制し、拳は縦拳で耳を擦るように肘を鋭角にする。拳は出来るだけ背中側に行くようにする。
 <肘降ろし打ち>
 号令が掛かってから牽制、拳を体の状態を上げると共に上げ、添い手も肘当たりに一緒に付けて腕を中心軸に持ってくる。そして、その儘下に肘から落として行く。この時、騎馬立ちの姿勢は崩さないのでお尻は後ろ側に行かない。
 <正拳上段受け>
  体は半身にし、中心軸で腕を十字にする。受け側の手は十字の真っ直ぐの腕に沿って上に突き上がる。最後に拳を返し、前側に出るようにして受ける。
 <正拳中段外受け>
 号令が掛かってから牽制し、受け側の拳を耳裏まで持って行き、手刀顔面打ちの様に真後ろで45度に構え、拳は握る。もう一方の腕も添い手にし、その儘間円を描き中心軸付近で受ける。この時、受ける瞬間に手首を捻り返す。
 <正拳中段内受け>
 号令が掛かってから牽制し、牽制した腕の脇に拳を入れる。この時は半身状態に成っている。脇から拳は体の外を通り、拳が対頂角の一番遠い所に持ってくる。脇を締めるように肘を引いて行き腕の柔らかい人は肘より拳が外側に位置するようにして受ける。
 <正拳下段払い>
  号令が掛かってから牽制し、牽制は手首を曲げず正拳の様に金的カバーをする。カバーは45度位の位置を保つ。半身になり、耳の横に拳を持って行ったら、体から拳一つ外側に直線的に拳を移動し受ける。
 <正拳中段内受け下段払い>
 中段打ち受け側の拳は顔の前を通り、遅れて下段払い側の拳が入ってくる。拳が聴覚に行った時点で下段払いは未だされず、時差を付けるように下段払いは直線的に中段内受けは脇を締め肘を引いて来た状態で受ける。

 〈感想〉
 基本の見直しで、仮想の中心力の位置、同側同調を意識すると中心力が崩れない。
 突きは直力の動きが殆どで、特に裏拳正面打ち、裏拳左右打ちは腕だけで突かず、体全体で突く様にすると中心力も崩れないし、力の伝達が良い。
 受けは半身に成ってから受けので、自由組み手に於いても同じ事が言えると思った。基本的に脇を締める様にして稽古すると形が良い。
       
2,007年正月9日 稽古始め

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・基本の見直し
 <不動立ち>
 口の前で十字を保ち、若干の円を描くように広げ、脇を締め、45°下げ45°開く。拳は正拳。
 <息吹>
 肉食獣をも怯えさせるように腹の底から丹田に付近に力を入れて息吹く。その時正拳一緒に出てきて、インパクト瞬間から更に前に詰めるように正拳をねじ込む。
 <内八字立ちの構え>
 右手を前に丹田付近で十字を切り、足の褄先側を動かさずに内八字立ちに踵が開き、拳が自分より一番遠い所から脇を締めて行く。腕の角度は45°寝かせ、45°開く。拳の位置は目線から肩の間に位置する。
 <正拳中段突き>
 両手を正拳にし、相手の鳩尾付近に突き出す。この時、腕は軽く曲がり、引き手は乳首の横へ。正柱線を交わる事なく、最初の両拳を前に出した位置を突く。
 <正拳上段突き>
 正拳中段突き同様だが、自分の額の平行上を突く。
 <正拳下段突き>
 正拳中段突き同様だが、自分の恥骨の前、平行上を突く。
 <正拳顎打ち>
 内八字立ちの構えから、肩と平行に拳の内側は顔面を向け、肩と目線の間に拳を構える。下に下がると顔面が空き、上に上がり過ぎると脇が空く。此はその人の持つレベルを表している。
 構えから半身から相手の顎に向かい、正拳顎打ちをし反対側の腕は柔軟性を持って自然に引っ張る。そして構えに戻る。
 <裏拳回し打ち>
 胸の前に脇を締めた状態で45°傾け45°開く、そして手首は正柱線の所に来るように牽制をする。
 内側の拳は反対背中側に回し、帯の上に来るようにする。牽制側の拳は反対側の脇下位に位置する。内側の拳は綺麗な円を描くように弧拳から腕が出るようにして、最後スナップを利かせ、人柱で相手に当てる。
 <裏拳正面打ち>
 手首をくっつけて顔面の口元をカバーするように構え、手首が正拳突きの様に人柱の所と真っ直ぐになり、若干の弧を描く様にして、最後にスナップを利かせて、ヒットポイントで返す。
 <裏拳左右打ち>
 手首を肩と平行にくっつけ、打つ方の拳を45°〜60°上に顔の線を越えて上げ、上げた拳を平行に腕を伸ばした儘下げ、手首は弧拳にして最後にスナップを利かせて、ヒットポイントを返す。
 <裏拳脾臓打ち>
 手首を恥骨と丹田の間に持ってきて打つ方の拳を上にして棒を掴んでいる様な状態で構える。其れから、体を外す位に拳を真っ直ぐ突き出しその拳は正拳の突く向きに帰る。その突き出した拳を平行に腕を伸ばした儘、丁度裏拳左右打ちをその場所で行う様に、手首は弧拳にして最後にスナップを利かせて、ヒットポイントを返す。
 <手刀顔面打ち>
 牽制は脇を締め45°横に傾け、45°前に傾け、手刀は自然に正面を向く。その時手首の付け根は正柱線を越える。その牽制から打つ側手刀は乳首横から耳の裏に持って行き真後ろに出す。肘から下は45°の角度にする。そして、牽制した手は肩越しに持って行く。体全体が回転する様にして固定した儘、自分の顔の面前でインパクトの瞬間に手刀で瓶の栓を抜く様にしゃくり体は半身に成っている。体を戻し、牽制からもう一度始める。
 <手刀内打ち>
 牽制から打つ側の手刀は耳の裏に持って行き、肩の裏側60°位に手首を突き出し、牽制の手は脇の下で掌を外に向けてカバーをする。
 其れから、相手の首の根元に手刀を打ち下ろし、牽制側の手は乳首横に引く。半身状態で手刀顔面打ち同様に掛け声が掛かってから体を戻し、牽制からもう一度始める。
 <手刀鎖骨打ち>
 牽制から打つ側の手刀は耳の裏に持って行き、肩の裏側60°位に手首を突き出し、牽制の手は上げた腕と補助する様に一緒に上げる。
 其れから、相手の鎖骨に向かって手刀を打ち下ろし、牽制側の手は乳首横に引く。半身状態から牽制に成り、もう一度始める。
 <手刀鎖骨打ち込み>
 牽制から打ち込み側の手刀は、乳首横からその儘真っ直ぐに相手の鎖骨に向かって打ち込む。牽制した手は乳首横へ。半身状態から牽制に成り、もう一度始める。
 <手刀脾臓打ち>
 手刀鎖骨打ち込みで牽制側の手を丹田と脾臓の間に体と30°位の位置に牽制を入れる。手刀鎖骨打ちがその儘下向きに来る様に成り、手刀は耳の裏に持って行き、肩の真上に手首を突き出し、牽制の手は上げた腕と補助する様に一緒に上げる。
 其れから、牽制した所に向かって手刀を打ち下ろし、牽制側の手は乳首横に引く。半身状態から牽制に成り、もう一度始める。
 
 〈感想〉
  一年の始まりの稽古始め、気持ちを新たに目標を持ってここからの一年を大事に稽古して行きたいと思い、力が入った。
 館長から基本の見直しを御指導戴いた。自分が勘違いしている部分や間違っている部分を個々に御指摘戴き、白帯の時の初心に返る事が出来た。
 基本が全ての武道空手の中で細かく御指導戴けるのは目から鱗が落ちる思いであり、その奥深さを学ばせて戴く事は幸せな事である。。
       
2,007年正月元日 神事

 

 


 ・基本技
 ・形

 〈感想〉
 元旦付けで伝達式があり、初段を許された。黒帯を締めると心が引き締まる。
 館長の御話しの中で、一年の計を明確に立てて達成を一年掛けて達成したいと言う新たな目標を持つ事を思った。
 飽く無き基本への追求、それしかない。武道と言う意味をしっかりと考えて行動したいと思う。

 

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