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2005年12月27日 稽古納め

 

 


 ・マラソン
 ・基本技
 
 〈感想〉
 館長の御話しでは基本を重視し、基本を研究する事を怠らない事が大切であると仰った。中心力が崩れたり、捌き崩しで相手が倒れない時、組み手で思い通りに行かない時、怪我を起こしてしまった時など基本が疎かに成っていると言う事であり、どんな達人でも基からの応用で技を行っている。普段の生活で仕事でも上手く行かない時は基本に立ち返る事が大事であると仰った。
 来年は基本を研究し直す事、捌き崩し極めを身体に身につける事を重視し、稽古に励みたいと思う。
       
2005年12月25日 特別稽古

 

 


 ・サンドバック突き、蹴り
 ・四段蹴り(左右100本)
 ・自由組み手
 ・空乱
    
 〈感想〉
  前回の巻き込み投げを自由組み手で試すが、中々上手く行かない。相手が動いてから捌き崩しをしても遅いので相手が出る所を読んで偶々上手く行くと捌き崩しが極まる時がある。
       
2005年12月20日 稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・空乱
 ・形
 ・捌き崩し極めの復習   
   持ちの理論
   巻き込み投げ
    
 〈感想〉
 小手投げでは手を持つ時、手を広げるようにして中指と掌親指付け根部で持つと相手の力が不思議と入らなくなる。
  また、巻き込み投げでは相手が突きをしてきた時、相手の突きを捌き、前に出て手を回転させるようにして捌くと相手は中心力を失い、崩す事が出来る。
       
2005年12月16日 昇級審査

 

 


 ・筆記試験
  1.崩しの骨を400字以上で表現
  2.武道に於いて望ましい身体とは? 400字以上で表現
 ・基本技
 ・移動基本技
 ・形(平安参段まで)
 ・体力審査
   逆立ち(道場往復)
   柔軟(おでこ)
   ジャンプスクワット(32回)
   拳立て(3本指27回)
   V字腹筋(22秒)
  ・自由組み手
 
 〈感想〉
 形では平安参段まで無事にこなす事が出来たような気がする。
 体力審査の逆立ちは初めて道場の幅を往復する事が出来た。V字腹筋が22回しか出来なかった。此からの課題にしたい。
 自由組み手ではただ手数が多いだけで、攻撃に誘いが無かった。捌き崩しをメインで行うと相手のを受けているだけで其処からの崩しにまで発展しない。相手の動きと同調する事、そして先に動くようにならないと捌き崩しが極まらない。
 又、はじめの館長のお話にあったように文章に表現して行く事が如何に大事なのかを改めて考えた。教わった事、遣った事を残すと言う事を大事にして次の稽古に励みたい。
       
2005年12月13日 稽古

 

 


 ・形
 ・基本技
 ・空乱
 
 〈感想〉
  全部に於いて油断していると腰高に成っているのを館長からご指摘戴いた。また、平安弐段では最後の極めの前の正拳上段受けのような相手の腕をへし折る動作で手を広げた儘遣る事。平安 参段の最後極めの前の正拳突きは相手の髪を掌側から静かに掴み、正拳中段突きをし、肘上段当てのようなのは顔面突きであるので腰を落とし、自分の顔が隠れるように突きをする事をご指導戴いた。
       
2005年12月11日 特別稽古

 

 


 ・形
 ・サンドバック突き(正拳中段突き、正拳振り突き、正拳掌底突き、左右各30本)
 ・サンドバック蹴り(中段回し蹴り、上段回し蹴り、中段横蹴り、左右各30本)
 
 〈感想〉
  形が流れよく出来るように成って来たが、未だ足がLに成る事があるので気をつける。由美さんに細かく平安参段をちぇっくして貰った。
       
2005年12月9日稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・空乱
 ・形
 <平安初段・前屈の下段払い>
  前屈して下段払いをして居る金的カバーは45°方向に出す。そしてその拳頭は手首を真っ直ぐにして出す。
 <平安弐段・顔面への裏拳から腹への鉄槌>
  最初の裏拳は目線に置 き、相手の顔面を狙う。その後の鉄槌は鳩尾などの相手の腹を目掛ける。また、最後の両手を揃える受けは自分の乳首付近から両手は最初くっつけずに腕の一番太い部分に当て、中段回し蹴りなどに備える。
 <平安参段>
 後屈立ち や前屈立ちにしても過って位置を間違えて踏んだ場合、軸足は動かさないのが鉄則。又、相手の腹に鉄槌を突く動作、肩を空かして裏拳左右打ちする動作、最後の肘上段当てのような動作はどうしても腰高になるので帯一個分下に位置するように努める。

 〈感想〉
  手刀受けに違う動作から移る時や270°回転し手刀受けする時など後ろ足の位置を見ると90°に成っている。癖にならないように常に60°を意識する。
  軸足を修正すると言う事はこの瞬間に体重が移動しているのでを其処を狙われると館長は仰って居た。基本動作なのだから癖になって仕舞うと基本が無くなって仕舞う。形の稽古 では、指先、足先まで意識しなくては行けないと言う事だと思う。

       
2005年12月6日稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・空乱
 ・形
 <平安初段>
  基本の前屈する事を忘れない。正拳下段払いは前屈している膝から拳一個分開けた所に位置させる。また、手刀受けをする時、手は必ず親指を指の中に入れる事。後屈立ちの後ろ足は90°に成らない。
 <平安弐段>
  最初の裏拳は目線に置く。鉄槌の後の正拳突きは体重をシフトさせる。次の裏拳上段打ちで相手の顔面を突き、足は相手の膝から上を蹴り下ろすようにする。反対側で構える時は鶴足立ちになってから構える。そして、添い手をしてから貫手。この時、添い手は手を上に曲げて、相手の下段回し蹴りに備える。その後の後屈立ちでは後ろ足70%、前足30%の割合で。最後の上段受けのような受け相手の手を掴み、その腕を折るようにする。
 <平安参段>
 後屈立ちの正拳中段内受けをし、正拳中段内受け下段払いは手が違う動きになるようにする。90°回転して正拳中段内受け、一回転して相手のお腹に鉄槌。この時相手の帯よりもずっと下に構え叩く。正拳突きを追い突きしてその儘、静かに手を挙げた儘に立つ。腰に手を当て二呼吸し、上段前蹴りに相手が掴んでくるのに対し肩で空かして顔面に裏拳を3回。この時必ず頭の上から裏拳を行う。最後は相手の髪を掴んで追い突き。そして足を一度平行に足を持ってきて、騎馬立ちにて相手の肋を突くように肘中段当て、もう一方は顔面打ち、それを体をシフトさせ2回。この時、確実に相手の肋と顔面に拳が来るように工夫する。

 〈感想〉
  形の稽古は地味だが必要以上に疲れる。一寸油断すると腰高になり、前屈立ち、後屈立ちが疎かになるので気をつけたい。

       
2005年12月2日稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・空乱
 ・形

 〈感想〉
  今日は明日の望年会の演芸の練習の為に時間を取って戴いた。

       
2005年11月29日稽古

 

 


 ・基本技
 ・捌き崩し
 ・空乱
 ・自由組み手
 ・空乱
  
 〈感想〉
  前にも教わった持ちを指導して戴いた。手を持つ時、腕を持つ時、そして突きを突く時でも伸ばす方向、拡げる方向に開放すると相手の中心力が崩れる、不思議だ。
       
2005年11月27日稽古

 

 


 ・四段蹴り(左右100本)
 ・サンドバック突き(正拳中段突き、正拳振り突き、正拳掌底突き、左右各30本)
 ・サンドバック蹴り(中段回し蹴り、上段回し蹴り、中段横蹴り、左右各30本)
 ・空乱
  
 〈感想〉
  体が硬くて4本蹴りが辛い。上手い人を見ると軸足の使い方が上手い。
       
2005年11月25日稽古

 

 


 ・基本技
 ・空乱
  
 〈感想〉
  今日は稽古に遅れて基本しか出来なかった。大汗は掻いたがもう少し体を動かしたかった。
       
2005年11月22日稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・捌き崩し
 ・空乱
 ・自由組み手
 ・空乱
  
 〈感想〉
  少年部相手に捌き崩しを行うが、体の大きいので四方投げの基本を行う時は、腰を低く体を小さく折り畳み回転の速さを上げると掛かる場合がある。また、少年部でも中心力の取れた捌きは足に何度も当たると痛い。
       
2005年11月20日稽古

 

 


 ・四段蹴り(左右100本)
 ・サンドバック突き(正拳中段突き、正拳振り突き、正拳掌底突き、左右各30本)
 ・サンドバック蹴り(中段回し蹴り、上段回し蹴り、中段横蹴り、左右各30本)
 ・空乱
  
 〈感想〉
  四段蹴りの終わる早さが少し早くなったが、足が棒になる。前蹴り以外は全てが中段だが、そのうちに上段を蹴れるようになった。
       
2005年11月18日稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・捌き崩し
 ・空乱
 
 〈感想〉
  館長が京都出張の為不在。どうしても皆の動きに覇気がない。こういう時こそ、だれるの律して捌き崩しでは反復を繰り返す。
       
2005年11月15日稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・捌き崩し
 ・自由組み手
 ・空乱
 
 〈感想〉
  捌き崩しの稽古では、突き、蹴りを捌く応用を教えて戴いた。先の先は全然読めないが体が反応するように稽古するしかない。
 
       
2005年11月11日稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・捌き崩し
 ・自由組み手
 ・空乱
 
 〈感想〉
  捌き崩しの稽古は考えながら行う事が必要だが、考えて居ると手や足が追いつかずにどうしても遅く成って仕舞う。最初はゆっくりと動き徐々にスピードを上げると段々と体で覚えて行くような気がする。
  自由組み手では左組み手立ちで構え、苦手な左上段回し蹴りを中心に攻撃。受けは基本の突きは前に出て受ける事を遣ってみた。左組み手立ちだと防御が薄い。又左足のコントロールが効かない。苦手の方向を克服する事、柔軟性を向上させる事を基本に遣って行きたいと思う。
       
2005年11月8日稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・空乱
 ・自由組み手
 ・捌き崩し
 <天地投げ>
 @右組み手立ちで相手は1・2で順突き、逆突きを行う。
 A相手の逆突きの手を取り、出たがりの足を一歩前に出す。
 B相手の首を巻き込むようにして横方向で天地を作り、螺旋を描きながら足45°方向に倒す。
 ・空乱
 
 〈感想〉
  天地投げは手が天と地を向くからそのような名前だとばかり思っていたが、横方向でも天地が作れる事を知った。天と地は手の事であり、変形天地投げのような形であるが、基本は螺旋を描きながら45°方向に倒れる事は変わらない。
       
2005年11月6日特別稽古

 

 


 ・基本技
 ・四段蹴り(左右100本)
 ・サンドバック突き(正拳中段突き、正拳振り突き、正拳掌底突き、左右各30本)
 ・サンドバック蹴り(上段回し蹴り、左右各30本)
 
 〈感想〉
  四段蹴りは利き足が右足の為か右足を軸足にして蹴った方が足が上がるし、中心力が崩れ難い。反対側は足は上がらないがコントロールが利き、力強い。両方同じように蹴れるように稽古して行きたい。
       
2005年11月4日稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・受け身
 ・捌き崩し
 <相手を中心力を崩す1>
 @右組み手立ちで相手は1・2で順突き、逆突きを行う。
 A左手右手で捌く右手で捌いた左手を持ち換える。
 B相手背中側から左肩に手を引っ掛けて自分の右側に崩す。
 <相手を中心力を崩す2>
 @右組み手立ちで相手は1・2で順突き、逆突きを行う。
 A左手右手で捌く右手で捌いた左手を持ち換える。
 B相手背中側から右肩に手を引っ掛けて自分の左側に崩す。
 <相手を中心力を崩す3>
 @右組み手立ちで相手は1・2で順突き、逆突きを行う。
 A左手右手で捌く右手で捌いた左手を持ち換える。
 B相手背中側から右肩に手を引っ掛けて自分の左側に崩すが、相手は倒れない。
 C相手は右足に重心が掛かっているので、右足の膝部に右足で蹴上げする。
 ・空乱
 
 〈感想〉
  捌き崩しでは、自分との相手が小さい相手であると相手は掛かり難い。自分が背筋を伸ばし、小さく足腰を低くして技を出すと掛かり易くなる。
  久し振りにやった受け身の稽古では恐怖心があった。前は出来ていたのに痛さもあって集中力が切れ、ぼっーと立って居るだけの時があった。こんな所から油断や隙も生まれるのだと思う。立って居るだけでも一生懸命稽古しても時間は過ぎて仕舞う。折角なら時間を有意義に使って稽古に励む事が必要だと思う。
       
2005年11月1日稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・空乱
 ・武器稽古
 ・武器移動稽古
 ・空乱
 ・捌き崩し極め
 <正面入り身投げ>
  前回の続きでこの中に言霊を入れる事を教わった。
 (言霊)
 @右足を引き相手を自分の後ろ側にいなすで「い」
 A反対側に行った相手をもう一度引っ張り、右足を引くで「い」
 B相手が自分に寄ってくるので左足を真後ろに引き、90°位回転し、更に加速して自分に引き寄せるで「お」
 C相手が自分に最大限近づいたら、左足を更に180°反転して、相手の顎に掌を上にするで「あ」、天地投げの要領で投げる時は「え(せ)」の言霊を使う。
 相手を走らせBの時、限界まで自分の方に引き寄せないと中々相手は崩れる態勢にはない。
 <正面入り身投げを成立する為の稽古>
  右組み手立ちで相手の右正拳突きを左手で捌き、相手の手首を持つようにします。また、右手は相手の腕の内側にあてその180°反転する。その後、腕に当てていた右手を相手の顔面に持って行き、相手の頭を下げる。そして、左手を上に上げて相手を転がす。
 ・空乱
 
 〈感想〉
  正面入り身投げ は相手の正面に入るのが理想であり、それまでに相手の中心力を失わせなければ成らない。何かを考えて技を行うが他のポイントを忘れて仕舞うので技が成立しない。矢張り、体に染み込ませて覚えるのが近道だと思った。
 腕を引っ張る稽古を続けていると相手が引き寄せが良くなった。そして、相手の崩れる方向を常に頭に入れる事で相手の崩れる方向に自分の体を持って行けるような気がする。
       
2005年10月28日稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・武器稽古
 ・二段蹴り(ミット)
 ・空乱
 ・捌き崩し極め
 <入り身投げ1>
  今回の入り身投げは外巻き込み投げの応用盤とも言える技をご指導戴いた。右組み手立ちに立ち、相手の正拳顔面突きを右足を下げながら、右手を正拳を取るのが理想。殆ど取れないので左手で腕の付け根あたりを押さえる。相手が引きつけらた所を天地投げ の要領で相手の顎を掌側で擦るように巻き込む。この時、注意は取った腕を出来るだけ上側に上げると相手の足は浮き足立ち、崩れ易い。
 〈入り身投げ2〉
  入り身投げ1を紐解いた技だと思う。右組み手立ちで相手の 正拳顔面突きを入り身投げ1同様に捌く。腕を持つときは相手の肘付近を左手で滑らすような方向の回転を与え、右はバイクのスロットルの様に回転させると相手の腕は螺旋を描くので極まり易い。
 (捌き方)
 @右足を引き相手を自分の後ろ側にいなす。
 A反対側に行った相手をもう一度引っ張り、右足を引く。
 B相手が自分に寄ってくるので左足を真後ろに引き、90°位回転し、更に加速して自分に引き寄せる。
 C相手が自分に最大限近づいたら、左足を更に180°反転して、相手の顎に掌を上にし、天地投げの要領で投げる。
 相手を走らせる時、円周方向に加速するように螺旋を描く。また、中心力を保つ為には絶対に足を余計な所で入れ替えない。相手の中心力を狂わせるには、サポートしている左手を押さえながら、相手の状態を浮かせるように行うと技に掛かり易い。
 ・自由組み手
 ・空乱
 
 〈感想〉
  入り身投げを行うチャンスは強引に行うなら、組み手では1〜2回しかないと思うが、此では力業のスポーツ空手と変わらない。自由組み手に於いて相手の中心力を崩す方向、膝の方向を見みると突き蹴りの瞬間、受けの瞬間に中心力が崩れる時があるのを良く見逃す。気付いても自分の予想とは違うので崩れた瞬間に通り過ぎて行って仕舞う。
 館長が仰って居たが、膝下45°の角度は足の親指(母指)が浮く瞬間と同じである。相手の中心力は母指が浮いた瞬間失って仕舞う。だから捌き崩し極めではその瞬間を常に考える事が必要であり、そして膝下45°の角度に相手を崩す事を考えれば良いのではないかと思った。
       
2005年10月25日稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・二段蹴り(ミット)
 ・空乱
 ・捌き崩し極め
 
 〈感想〉
 捌き崩し極めの稽古が白熱した。思うようには出来ないが、兎に角稽古あるのみ、この前の稽古で遣った上段回し蹴りの捌き崩しを稽古も遣った。
       
2005年10月21日稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・武器稽古
 ・二段蹴り(ミット)
 ・空乱
 ・捌き崩し極め
 <言霊>
   投げを打たれる時、「お」を心に描いたり、叫ぶと重心が下半身に行き、相手は投げ辛くなる。また、上段回し蹴りを行う時、「い」を叫ぶと回転が速くなり、力強く蹴る事が出来る。
 ・自由組み手
 ・捌き崩し極め
 〈上段回し蹴りの捌き崩し〉
  右組み手立ちで相手の上段回し蹴りを捌く時、自分は一歩前に出て相手の足を弾くように捌き、その儘、逆突きの掌底のように相手の同側側の肩を弾くように突くと相手は後方に飛ぶ。
 
 〈感想〉
 今日もまた、言霊の威力が凄い事を実感出来た。言霊 には色々な種類があるかも知れ無いような結果も得られた。逆立ちする時、上段回し蹴りを行う時など臨機応変に技に因って使い分ける事、常に使うようにするように稽古して行きたい。
       
2005年10月18日稽古

 

 


 ・基本技
 ・武器稽古
 ・二段蹴り(ミット)
 ・空乱
 ・捌き崩し極め
 <入り身投げ>
  顔面への正拳突きを内から外に払 うまでは、前と同じであるが、相手の肘のやや上に腕の側面を当て、掌は解放、そして、一気に下側に落とす。腕がてこの原理により体が少し浮くような感じの時に肩を押すと相手は加速して倒れる。
 <相手が拳を縦にして胸ぐらを掴んだ来た時>
   右手で胸ぐらを掴んで来たら、掴ませやすいように少し前に出、左手でしっかりと相手の右手を胸ぐらで固定。その後、目打ちをして自分に返る手をその儘相手の肘付近に当てながら下に力を加える。そして自分側に一歩か二歩足を引くと相手は前側に倒れる。
 <相手が大きい相手で拳を縦にして胸ぐらを掴んだ来た時>
   やり方は前述と似ているが、相手に目打ちを遣った後、相手に近づくようにして肘を曲げさせる。そして人差し指を除いた指で相手の肘を持ち上げるような格好で肘の内側に指をかける。その後、自分は顔を先に周り、螺旋を描くように斜めに体を移動。ここで中心軸が崩れ易いので崩れたら反対方向に戻すようにして肩を押し出し、練りにを入れると相手は倒れる。
 <相手が拳頭を下にして胸ぐらを掴んだ来た時>
   右手で胸ぐらを掴んで来たら、掴ませやすいように少し前に出、誘いを入れる。左手でしっかりと相手の右手を胸ぐらで固定。その後、相手の絞るように左手固定、その上から右手も加え、螺旋を描くように斜めに体を移動すると相手は倒れる。
 <言霊>
  相手をコントロールする時、または自分の体に対し言霊を投げかけると相手は術に掛かり易い。
 50音訓全てに於いて適用されるが、一番術を掛けやすいのがあ・い・う・せ(え)・おである。
 あ・・・自分の体が浮き上がる。
 い・・・横方向の回転、もしくは横に移動。
 う・・・自分の丹田に力が入る。
 せ(え)・・・斜め下方向の立体の螺旋。
 お・・・下半身の力が入る、下方向の移動。
 ・自由組み手
 ・空乱
 
 〈感想〉
 言霊の威力は凄い!言霊を自由に使う事が出来れば、相手が大きい小さいが関係無くなるような気がする。
  あ行で体の硬い自分は、蹴り足が高く上がるように稽古したい。しかし、あ行上がるが陰性の素質なので軽い。声にして口に出すと言葉を解放させるので心で叫ぶか字を心で描いた方が良いと館長が仰っていた。実験すると何も言わず、心で叫んだ方が崩しをしてて相手が動き易かった。
       
2005年10月14日稽古

 

 


 ・基本技
 ・武器稽古
 ・二段蹴り(ミット)
 ・空乱
 ・受け取り、捌き崩し
 
 〈感想〉
  2段蹴りで体の硬い自分私は、足を折り畳む時、足を前足底の儘畳むより、足先を腿に沿って曲げた方が意識かも知れ無いが余計に足を折り畳む事が出来る気がする。
 又、上段内回し蹴りが片足が浮く傾向にあるので注意したい。
       
2005年10月11日稽古

 

 


 ・基本技
 ・武器稽古
 ・二段蹴り(ミット)
 ・空乱
 ・受け取り、捌き崩し
 〈倒れる角度〉
   相手が左胸付近を取って来た時、右組み手立ちで右手で相手の左腕を上部に誘いを入れる。すると相手は横方向に崩れ始めるので相手の膝の動きを見ながら、左膝下45°に崩れる方向とタイミングを研究した。相手が崩れ始めて45°方向に上手く落とせる時、力は要らず自然にストンと落ちる感覚がある。また、相手を操作する手は開手にした方が相手は良く転がる。
 〈相手が襟首を片手で上に上げた時〉
   相手が片手で襟を持って来た時、目打ち等で怯んだ瞬間に相手と同側側の手の親指と反対側を絞るように極め放さない。そして肘で落としたり、片手を補助して小手投げをする。この時中心力は下に沈み、左右方向の動きを加えて螺旋を描きながら返すと相手は転がる。
 〈相手が襟首を両手で上に上げた時〉
   相手の両腕を挟み込むようにして上に一度誘いを入れ、一気に落とすと相手は膝から下に其の儘落ちる。また、同じように自分の腕を左右段違いに上下に位置させ、膝の角度を見ながら、落ちる方向と螺旋を描くと相手は崩れる。右各30本)
 
 〈感想〉
 館長が捌き崩しの手本を見せてくれる時、必ず誘いを入れて居る。誘いは相手に分からないように入れるから誘いであり、相手に気付かれると踏ん張られて仕舞うので誘いには成らない。倒れる角度は、45°と一緒だが、相手により膝の高さや柔軟性が違うので同じように遣っても掛からない。相手が自然に落ちる時、自分の中心力も保たれて居るし、相手は倒れるが痛みがあまりない。宇宙の秩序と同調した時、自然の形だからぎこちなさが無いのだと思う。
 捌き崩しの最中に自分で顎を強打し、左顎関節が外れ掛かって仕舞った。館長に顎関節の調整を行って貰うと何事も無くなった。武道空手は病院に行かずして、外傷的な物なら簡単な治療で治せて仕舞うから凄い。
       
2005年10月 9日特別稽古

 

 


 ・四段蹴り(左右100本)
 ・サンドバック突き(正拳中段突き、正拳振り突き、正拳掌底突き、左右各30本)
 ・サンドバック蹴り(中段回し蹴り、上段回し蹴り、中段横蹴り、左右各30本)
 ・空乱×2本
 〈四段蹴り〉
   前蹴り、中段横蹴りまでは取り敢えずバランスが崩さず蹴れるが、上段後ろ蹴りで後ろを向いた時に状態が崩れる。其処から上段内回し蹴りを大きく回し、踵で蹴ろうとすると余計にバランスが崩れる。右足より左足ぶれないのは軸足が利き足に成っている時、蹴り易い。右足は左足が地面に着いてないし一歩踏み込まないと蹴りが出ない時がある。
       
2005年10月7日稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・空乱×2本
 ・武器稽古
 ・二段蹴り(ミット)
 ・サンドバック叩き、空乱
 ・ミット蹴り(中段横蹴り左右各30本、上段内回し蹴り左右各30本)
 〈中段横蹴り〉
   鶴足立ちになり、踵が上向きになるように蹴り、もう一度鶴足立で組み手立ちに戻すように心掛ける。目線は相手側、同側側の手は開手にして相手に向けるようにするう。
 〈上段内回し蹴り〉
   相手に対しお尻を向け、膝の抱え込みを大きくして足が高く上げるようにする。そして、蹴る時同側側の手を下に振りながら、ミットに対し、足を踵が当たるように平行し、足を掻くようにしてミットを蹴る。
 ・補助をして蹴り(中段横蹴り左右各30本、上段内回し蹴り左右各30本)
 ・受け取り、捌き崩し
 
 <感想>  移動稽古で下段回し蹴り、上段回し蹴りの時に状態が浮き沈みするので中心力を取るようにして遣りたい。また、上段後ろ回し蹴りを遣る時、他の人より移動量が少ない事に気付いた。前に出ずに遣っている。
 ミット蹴りでは、今まで基本を無視して遣って来た事がよく分かった。基本に忠実に行う事の難しさを感じた。
  捌き崩し極めでは母指に力を入れると地面に足が着いて無くても中心力が増す事を教わった。相手を無力化する事と中心力を崩さない事が需要だ。健司君と組むと自分の中心力が失っている事が解った。常に中心力を持って動く事が必要だ。
  最後にバラコン運動では手をぶらぶらせず、横に手を広げた方が可動範囲が大きくなった。また、猫背をご指摘して戴いた。知らず知らずに自分の楽な方に進んで行く。此からは背筋を伸ばしてバラコン運動をやるようにしたい。    
       
2005年10月4日稽古

 

 


 ・基本技
 ・移動稽古
 ・空乱×2本
 ・武器稽古
 ・二段蹴り(ミット)
 ・サンドバック叩き、空乱
 ・受け取り、捌き崩し
 
 <感想> 武器稽古でヌンチャクの鎖が切れた。確認する所が付け根の部分だけで鎖自体を確認していなかった。棒が飛んで行かず、大事に至らなくて良かった。
 また、受け取り、捌き崩しで僕より背の高い健司君と組ませて戴き、リーチや足の長さも違うので今まで遣っていた様な動き方では、力業で限界があると分かった。基本的な捌き方をもう一度はじめから遣って行かなければ、自分より大きい相手には通じないのが解った。捌く時、螺旋を内から外に大きく描きたいが、目先に囚われ中々出来なかった。偶然、円の中に入れた時、突然に相手が掛かる時があるが、其れ一回のみで骨は掴めなかった。矢張り、繰り返し稽古が必要だ。
   
        
2005年9月27日稽古

 

 


 ・基本技
 ・武器稽古
 ・武器移動稽古
 ・二段蹴り(ミット)
 ・空乱
 ・捌き崩し極め
 <入り身投げ>
  正拳突きを内から外に払い、其の儘手の掌側を上にして引っ張りながらてこの原理のように肘のやや上に二の腕付近を当て腰を落としながら腕に力を与えると中心力を狂わせずに投げる事が出来る。
 ・自由組み手
 ・組み手の反省と捌き崩し極め
 〈袖を取りに来る場合〉
  右組み手立ちで左の袖を取ってくる場合、相手は右足に力が入っているので其の右足を払うか蹴上げをすると中心力は後ろ側に移動する。移動したと同時に相手の手を取り肘を直線で極め、腕を取る。
  また、柔道のように両手掴んで来た時、手首が力が入らずに正拳の拳のように成っていたら、その拳を下側に引いて天地投げ。手首に力が入り掌が上を向いて居た時、手首を道着でずらし巻き込みながら天地投げ。もし、相手の背後取れるなら腿と腿を当てると中心力は失うので掌を解放させて丹田付近を押すと簡単に倒れる。
 
 <感想>  2段蹴りを繰り返し稽古すると足が上がり易い気がする。サンドバック蹴りは未だ未だ足の折りたたみが少ない。最後の方は息が乱れ、足が上がらなくなる。 
 入り身投げが今まで遣っていたのは半分力だったと認識した。今日教えて戴いたやり方の方が中心力は崩れず、相手はごろごろと転がる。 
 組み手では狙い過ぎて柔道のように相手を掴んで仕舞う傾向にあり、どうしても力業に成って仕舞う。左右に揺さぶって中心力を崩してから攻撃した方がもっと楽に対応できるし、隙も少ない気がする。最後の捌き崩し極めはどんな時でも対応出来るという空手道本来の姿を見たようで大変勉強に成った。そう簡単には出来る業では無く稽古が必要だと思った。
2005年9月25日特別稽古

 

 


 ・四段蹴り(左右100本)
 ・サンドバック突き(正拳中段突き、正拳振り突き、正拳掌底突き、左右各30本)
 ・サンドバック蹴り(中段回し蹴り、上段回し蹴り、中段横蹴り、左右各30本)
 ・空乱×2本
 ・武器稽古
 ・捌き崩し極め
 ・空乱×2本
 ・形
 
 <感想> 四段蹴りでまともに出来るのは前蹴りのみ、上段横蹴りは踵が上側に成らない。上段後ろ蹴りは油断をすると後ろを見ずに蹴るので方向が定まらない。上段内回し蹴りは中心力を失って同じ場所に立っていられないし、大きく足を回す事が出来ない。 
 結局、捌き崩し極めまでで形まで至らなかった。
2004年12月10日稽古

 

 


 平安初段(形)・・・ 一番始めに習う此の平安初段の形は、形の基本であり、前屈立ちの態勢が殆どで突きや蹴りを放つ中心力、中心軸を養う。前屈立ちからの順突き、手を振り解きながら体を戻し、其の儘鉄槌。下段払いは手首を真っ直ぐにして金的カバーをする。正拳上段受けをし、相手の手首を取り、腕を折る操作。後屈立ち(前足3割、後足7割)での手刀内打ち、残心と一つ一つが意味があり、大切な基本である。そして一つ一つの技の持つ意味を考える。 繰り返す事に因り、体に覚えさせ練習を繰り返せば、足の母指が痛くなる。普段の基本稽古、自由組み手、そして、平素の生活にさえ生かせられる。
2004年12月7日稽古

 

 


 四方投げ・・・ 突きの止まる瞬間(ゼロスピード、ピストンの上死点)のポイントで体を捌き、相手の突きの手首、指を母指と指で挟むようにして取れれば、相手の中心力は完全に失っているので、四方八方に投げる事が出来る。
 捌き(読み)・・・ 相手より中心力(精神力)が上回っていれば、相手が動く前に動き、相手の攻撃を封じる事が出来る。此は相手より先に動くのではなく、飽く迄捌きの応用形であり、最も素早い動きと言える。
2004年12月3日稽古

 

 


 練り・・・ 新しい補強のメニューとして加わった新しい練りは、帯の横を掴んで中心力を保ちながら、ギリギリの所まで足を捻り、体重移動が大げさに成らないように練って行く。本当の意味の練りを履き違えて居た為、この新しい練りをやると膝の負担が大きく、中心力を保たなければ崩れてしまう。
 這い・・・ 此も新しいメニューの這いで今までと違い、足を交差して出す。此も前の練り同様中心力が必要で腰に負担が来るのでゆっくり遣れば遣るほど腰と膝の補強になる。
 捌き(反復)・・・ 反復で今までの復習を兼ねて、突きの捌き3本、上段回し蹴りの捌き3本を繰り返した。矢張り、組み手立ちから肩から乳首に掛けて見る事、其れと同時に膝の動きを見る事で突きが来るか蹴りが来るかを見極めるので、何回も遣って鍛錬が必要だ。 
2004年11月30日稽古

 

 


 上段回し蹴り捌き1・・・ 右組み手立ちから相手の左上段回し蹴りを右足一歩踏み込んで、相手の蹴りのインパクトのポイント(上死点を過ぎた所)で受け右手で下に払う。
 上段回し蹴り捌き2・・・ 右組み手立ちから相手の左上段回し蹴りを右足一歩踏み込んで、相手の蹴りのインパクトのポイントより前で捌き、上側に持ち上げるように捌くと相手の中心力は失われる。相手が動き出す前に動かなければならないので相手の膝と肩の微妙な動きを全体的に見極めなければならない。
 上段回し蹴り捌き3・・・ 右組み手立ちから相手の左上段回し蹴りを右足一歩踏み込んで、相手の蹴りのインパクトのポイントより、弱冠(約1mm〜10mm)の間で瞬間に叩くように捌くと相手の中心力は失われ倒れる。作用反作用の法則 が究極的に嵌った瞬間なので実践でやるには難しい。
2004年11月26日稽古

 

 


 相手を前にした時の構え・・・ 両足の母指に力 を入れ、目線は相手の肩の稜線から乳首の間を全体的に見る。この時相手は必ず、膝から動き出すので前を見ながら、動き出す瞬間に自分も動き出し、捌き崩しを発展させる。
 正拳突き捌き崩し・・・相手が1・2で突きを打ってくる場合、 外受けが基本だが、前に出ながら内受けを行うと相手の中心力は崩れる。もう一歩進んで内受けの手を反対にすると更に自分の中心力は崩れない。この発展型で、相手の突きを取り、出来るだけ速く、理想は相手より先に動けば 、相手の中心力は失っているので倒す事も容易である。
 下段回し蹴り受け・・・ 作用反作用の法則に乗っ取り、中心力をずらさずに下段を足を上げて受けていた。その発展型として相手より先に動くような感じで前に出ながら、受けの膝は外側を向けて行く。そうすると今まで受けでしか無かったものが相手に力が移行するので、捌き崩しに発展する。タイミング良く、遣らないと自分が痛いだけであるが、この受け の方法だと攻撃に移る事が容易であるし、中心力が更に安定する。
2004年11月19日稽古

 

 


 中心力の拡がり・・・ 両足の母指に力を入れると体重が重くなったかのように中心力を持つ為に丹田に力を入れたかの如く身体全体が丹田になるような感じになる。つまり、相手と対戦する時、其の様な状態を保っていけば倒れ難い。動作全てにそのような動きを取り入れられれば、理想的な動きになれるかもしれない。
 武道と武術・・・聖士會館空手道はもう既に一般の剣道、柔道、空手道などのスポーツと区別する為に『空手武術』なのかもしれない。武道の本当の意味は違うが世の中の認識は武道=スポーツ、そのような物を目指しているのではない。
2004年11月16日稽古

 

 


 打撃技と関節技(投げ)の理想的割合・・・ 相手が遠い間合いの時は打撃を7割、投げを3割。接近戦なら其の反対で打撃を3割、投げを7割に持っていくのが理想の割合。
 接近戦の突き・・・接近戦の身体の軸を曲げないで突きを突くとノーモーションだが此方の方が痛い。
 下段、中段回し蹴りの受け…今までは下段も中段回し蹴りも前に出て受けていたが、一歩引きながら受けて更に相手の中心力を崩れる様にもう一歩体を引けば、相手は中心力を失っているので倒れる。
2004年11月12日稽古

 

 


 痛くない受け・・・ 突き蹴りを貰う時、普通構えて安定した所で受けてしまうが、その時に少しでもずらして受けたり、打ち下ろしの前に受ける。
  突きなら打つ瞬間に下を向く。蹴りなら体を弱冠前にずらして受けると棒立ちでも自分が無防備でもヒットの瞬間にその様に受けると不思議と痛みがない。
 投げの変形・・・ 相手の突きを取り、投げを放つ約束組み手にする。右上段突きなら、右足を下げ左手で払うようにし、右手は突きを固定するように両手で取っていく。
  次に自分の左手を天に突き上げ、相手の手首を前側に返すようにして腕をロックし、其の儘体を下に下ろすと相手の中心力は崩れ、其の後回転を加えると相手は倒れずには居られない。
 中心力の崩れる突き蹴りの受け・・・ 相手の突き蹴りは長時間、触っていた方が崩れる割合が大きい。遣り方として突きなら払ったと同時にもう一つの手で相手の腕を取るようにすると崩しの形に入り易い。
2004年11月9日稽古

 

 


 立禅・・・ 結び立ちから不動立ち、そして腰をすっと下ろし丹田に力を入れ中心力を保つ。自分の前の大きな球を持つように数分間同じ姿勢を保つ。
  其の内に手の中には立体的な球が出来上がって来る。其の球を両手で徐々に回しながら捌き崩しの動きに同調させて行く。全ての突き蹴りをメビウスの球の中に取り込んで払いをし、ゆっくりとした太極拳のような動きで中心力を崩さない。
  中心力、丹田に力を入れた状態であると体重はニュートンの法則を無視して重く感じる。細胞全体のバランスが下に下がるのでずしっと重くなる。館長を持ち上げたが、鉛の様に重かった。まるで50kgそこそこの体重では無かったので持ち上げるなんて出来なかった。
2004年11月2日稽古

 

 


 捌き(相手の首)・・・ 右組み手立ちからの順突きを捌いて相手の首を回し取り、体を回転させ、相手を転がす遣り方。
 捌き(相手の足)・・・ 右組み手立ちから順突きの3発目を払い、相手の左側に移動し、内回し蹴りの要領で相手の裏腿を上から下に下ろす感覚で払うと相手は尻餅を突き倒れる。
 捌き(手の関節技)・・・ 右組み手立ちから順突きの3発目を払ったと同時に自分の左腕を相手の突いている右腕に重なるように伸ばす。其れと並行して相手の突きは右手で受け止め、体は左に回り込み、するすると手首→指と言う感じで末端を巻き込むと手首は極まっている。
 捌き(極めの一本背負い)・・・ 右組み手立ちから順突きの3発目を拝み取るような形で両手で突きを取り、其の儘右手は添え左手を天に向かって突き出す。相手の左腕はロックした形で体を右回りに相手に背を向け、腕を担ぐ。其の後に上から左手を右手に揃えると相手の体は浮き身体を沈めれば相手の腕を折りながら、脳天から落ちる。
2004年10月29日稽古

 

 


 集中力と通し・・・ 組み手立ちで構える時、突きは順突きの方が集中力が増す。人差し指の拳頭、若しくは人差し指と中指の拳頭に意識を集中させ、中段突きなら相手の背骨まで貫通するように拳を真っ直ぐ出すと破壊力が増す。
 蹴りについても同じ事が言え、自分の手足を鉄や固い物とであると気を集中させる。後は常に相手を貫通するように技を放つ。
  稽古では、正拳中段突き、正拳掌底突き、前蹴り、中段回し蹴り、上段回し蹴り、中段横蹴りを「集中力」と「通し」を意識して、キックミットを突いた。
2004年10月22日稽古

 

 


 捌き1・・・右組み手で相手が右直突きを 突く時、右足で出たがりの足を作り、左手で右直突きを払い、左手で鳩尾に下突きをする。
 捌き2・・・ 右組み手立ちで右から1、2、3で順突きを打って貰う。1は左、2は右、3は左手で捌き、右手で下突きをして出たがりの足の右足は前に出さずに左足で其の儘、前に踏み込み相手の軸足を払う。
 防御で頭より上がおろそかに成る。手を開いて、メビウスの球を忘れないようにしたい。
 捌き3・・・右組み手立ちで捌き2同様に1、2、3で順突きを打って貰う。最後の左手で捌いた手をメビウスで回し取り相手の前のめりに成っている首を右手で 取り足はメビウスを描くと相手は倒れる。
 捌き4・・・ 右組み手立ちで相手は後足(左足)で前蹴りして貰い、其れを左手で脹脛をなぞる様に払い、中心力を崩す。その後相手の後に回り、右手で胸をロックしながら左足を引き、回し落とす。
 重要なのは相手の中心力を先ず崩す事である。
 捌き5・・・右組み手立ちで相手は前足(右足)で前蹴りして貰い、捌き4同様に其れを右手で脹脛をなぞる様に払い、右足で出たがり足を作る。右足は出さずに左足で踏み込んで相手の後ろ足を蹴上げる。
 捌き6・・・右組み手立ち、相手は左の中段回し蹴りを遣ってくるので其れをメビウスの動きに乗っ取り、相手が背中を向くように捌く。そして相手の左桃若しくは、左足に引っ付いて右手を胸に回し、自分の左足を引くように相手を当てた足を軸にして回し落とす。
 捌き7・・・ 捌き6同様に右組み手立ちから、相手は左の中段回し蹴りを遣ってくるので其れをメビウスの動きに乗っ取り、相手が背中を向くように捌く。背中を向いたら何でも出来るので相手の左側に居るときは其の儘下に落とし、逆に相手の左に居る時は虚側から下に回し落とすようにすると倒れ易い。
 重要なのは相手の中心力を先ず崩す事であり、相手の突き筋、蹴り筋を長く触って居られれば相手の中心力は崩れ易い。
2004年10月15日稽古

 

 


 自由組み手(今までの復習)・・・ 直突きを意識的に突くた。前蹴りは溜め、回し蹴りは出来るだけ円を描くように足を折りたたんで鞭のように。捌きは自由組み手の前に約束組み手を遣って戴いた。出たがり足を作る意識と下がり過ぎ無い様に崩し、中心力が薄れた所を捌く。
 防御で頭より上がおろそかに成る。手を開いて、メビウスの球を忘れないようにしたい。
 捻挫の治療・・・ 捻挫、突き指は直ぐに治療した方が治り易い。先ず、痛いの痛いの飛んでけというように拝み療法で愁訴を取る。足首の捻挫なら、相手の足の先を自分の土踏まずの所で踏み、痛くはない方向に出来る範囲で曲げて遣る。 其の後の水分補給は厳禁で足を高くして、足の先に水気が行かないようにする。
2004年10月5日稽古

 

 


 握り拳を速く突く・・・ 騎馬立ちで立ち、拳を力一杯握りしめ下に向かって速く突く。鏡を見ながら、相手に当たる瞬間を意識して握りをギュッと強く固めて何回も突く。サンドバックに向かっても同じ事を繰り返す。当たる瞬間握りを締めると突きは速く、力が伝達が良い。
 蹴上げ、内回し、外回し、横蹴上げを速く・・・ 今までやっている蹴上げの全ての内容を出来るだけ速く蹴るようにする。そこで溜め、決めを意識して心掛ける。手は開放して力の伝達を良くする。
 顎を引く・・・ 全ての突き蹴りは顎を引くと腰に掛かる負担が少無い。それに顎を引けば中心力は動き難くなるので相手から分かり難い突きを蹴りを打つ事ができる。
2004年10月1日稽古

 

 


 突きの握り拳・・・ 直突き、鍵突きに関わらず、当たる瞬間に拳をギュッと握ると最初から握りしめた拳よりも遙かに破壊力、貫通力が増す。そして必ず人差し指の拳頭から出す癖を付ける。
 蹴りの弾けるインパクト・・・ 前蹴り系の直線の蹴り、回し蹴りに関わらず、当たる瞬間に蹴りが加速、弾けるような感覚。下段回し蹴りなら手を開放し、身体を捻らずに蹴り側の同側同調の手も開放、太腿の横で止める。蹴りの瞬間のインパクトを意識すると自分の足に体重が乗り、相手や対象の物が瞬間に浮くようなイメージを描く。
2004年9月28日稽古

 

 


 中段前蹴りの捌き1・・・ 相手と右組み手立ちで立ち、相手が右足で中段前蹴りを放った時、右足を引いて左腕で中段外受けで蹴りを捌く。一歩引いた「出たがり足」は前に出さずに反対側の足を相手の間合いを近づけ 、相手の後ろ足に蹴上げ、もしくは下段回し蹴りで崩す。
 相手には必ず、中段蹴りは鳩尾を狙わないと変な癖を付けて仕舞うの気を付ける。
 中段前蹴りの捌き2・・・ 相手と右組み手立ちで立ち、相手が左足(後ろ足)で中段前蹴りを放った時、右足を引いて左腕で正拳下段払いのように相手の蹴りを捌く。一歩引いた「出たがり足」で一歩間合いを詰めて、相手の崩れた左太腿に自分の右太腿を当てるようにする。この時相手の腰より自分が丹田が低い位置にあると中心力を崩さず構える事が出来る。間合いを詰めたその儘の位置で右腕を相手の首を虚側から回し取り、自分の左足を引くようにしてメビウスの球を描くと相手は倒れる傾向にある。
 相手には必ず、中段蹴りは鳩尾を狙わないと変な癖を付けて仕舞うの気を付ける。
2004年9月24日稽古 (京都支部)

 

 


 最短距離の直突きと前蹴りと下段回し蹴りによる崩し・・・ 自由組み手の中で力を入れようとしてどうしても腕が曲がったり、ボクシングで言うフック気味な突きに成ってしまう。正拳中段突きは、一番最初に教わる基本中の基本、直突き の順突きが一番早いし、破壊力がある。聖士會館空手道の特徴であり、直突きから更に10cmでも30cmでも奥に突く事により破壊力は格段に増す。
 前蹴りとて同じで、湾曲する前蹴りや溜めの無い蹴りは遅いし、見破られ易い。同側同調の原理を用いて、相手の懐深く最短距離で蹴る前蹴りが一番早い し、破壊力がある。
 自由組み手に於いて、下段は回し蹴りは崩しの手段であり、打撃に依って力で相手を倒すのでは無く、下段や中段の回し蹴りを仕掛ける事で相手の中心力を狂わし、揺さぶった所で直突きや決め技 、捌き技によって相手を倒すのが理想だ。相手の隙を作る事、つまり相手の中心力を狂わせないと捌きも生かされない。
2004年9月21日稽古

 

 


 体の不安定要素・・・ 体捌きは常に不安定な位置に体を持って行くと次の攻撃に素早く移れる。メビウスは常に動いている状態を作る事で捌きを円滑にする。自分が止まって受けてしまうと次に攻撃が出来ない。理想は相手が攻撃してくる最中に動き、ピストン上死点のようにスピードがゼロになる点を取ればメビウスは何倍にも成って相手に返って行く。つまり、相手が静止する安定している時に技を掛ければ、相手は倒れる傾向にある。その為に相手より素早く動く事、瞬時に判断する判断力と円軌道を描く正確な動きが必要。
2004年9月17日稽古

 

 


 円運動の捌き・・・ 自分の動きの中に円運動を取り入れる。その円運動は手なら大きく描き、相手の突き蹴りを捌く。捌く時、一度引いた足をもう一度出す「出たがりの足」を意識しながら行う。移動稽古の横の捌き、送り足にも手を大きく描く円運動を取り入れる。

 溜めと決めの研究・・・ 「溜め」は特に蹴り技に於いて相手に線より点で見せた方がより分かり難い。つまり、回し蹴りで言うなら膝を曲げている状態を長く保ち、螺旋を描きながら最後に蹴り足が鞭のように出てくる。そうすれば蹴り自体が相手には腿が近づいて行く感覚であり、時間差で蹴りが遣ってくる。
 「決め」は突き抜けるような突き蹴りを打つ事であり、30cm遠くに打つように心掛ける。30cm遠くに打つ為に間合いを詰める事で錯覚させる事。そして、突き蹴りは同側同調を取り入れる事で相手側方向にもう一伸びする感覚を身につける。相手へ前傾に成る事だけでも破壊力は格段に増す。
 サンドバックで基本を遣る際も此を留意して突き蹴りを行う。普段より破壊力が上がるので手首など
曲がり易い。その点を気を付ける。

2004年9月10日稽古

 

 


 実と虚・・・ 相手の右側に立つと相手から見て右方向は実側、相手から見て自分の居ない方向は虚側。人間を倒す時、虚側なら力を使わずして倒れ易い傾向にある。

 右手と左手・・・ 右手は陽性であるので下から上に手を上げ易い。そして手の甲は天を向けるともっと上げ易い。左手は陰性であるので上から下に手を持って来るのが楽である。しかし、掌を天に向けると手の甲が上に有るより上げ易くなる。それは左手は陰性であり、左の掌も陰性、つまり陰と陰で陽になり、天は陰性であるので掌を上に向け上から下に遣ると力が入る。

2004年9月7日稽古

 

 


 上段回し蹴り・・・ 身体の硬い自分は上段回し蹴りを行う際、仙腸関節が動くので中心力を失っている。相手から見ると分かり易いし、中心力を失っているので倒れ易い。
 出来るだけ仙腸関節をずらさず、その儘の状態で回し蹴りをする。身体の柔らかい人ならゆっくりと鞭のように足が回す事できる。硬い人間は中段回し蹴りからゆっくりと回し蹴りできるように練習する。
 基本に立ち返り、蹴る足の踵が会陰→尻の割れ目→尾骨→太腿の順で、最後太腿をつたって限界まで立体的に円を描くように軌道を描き、残った足先を鞭のように撓らせる。
 理想は前足底で足先が遠くに届くように30cm向こうを蹴るように足首にスナップを掛け、決めとし、元の立ち位置に直ぐに戻れるようにする。
2004年8月31日稽古

 

 


 正拳中段突き捌き1・・・ 右組み手立ちから相手の右正拳突きを体を変えずに右手で捌き、同時か捌いた直後に右下段回し蹴り、約束組み手では4突き目で捌きの後、体を変え相手の太腿に自分の太腿を当て、メビウスの球を意識して相手の中心をプロペラのように回して体を崩す。

 正拳中段突き捌き2・・・ 右組み手立ちから相手の右正拳突きを体を変えずに右手で捌き、同時か捌いた直後に相手の右足に右蹴上げ、約束組み手では4突き目で捌きの後、体を変え相手の太腿に自分の太腿を当て、メビウスの球を意識して相手の中心をプロペラのように回して体を崩す。

・ 正拳中段突き捌き3・・・ 右組み手立ちから相手の正拳突きが来たら同側同調による出たがり足を作る為に右足を引き左で正拳を捌き左手を開手にして相手の胸に手を当て左足を一歩前に出して捌く

・ 正拳中段突きの連突きの捌き・・・ 右組み手立ちから相手に連突きを足を変えずに突いて貰い、右突きを右、左突きを左で正拳中段外受けで捌き右の出たがり足を作るがその右の出たがり足を我慢して前に出さずに右突きが来た瞬間に右足を出して相手の懐に入る。そして右手を押さえた儘左手を相手の首に当てメビウスを描く。
 
  相手の間合い、懐に入る事が重要であり、タイミング少しでも狂うと相手は倒れない。正拳中段突きの連突きの捌きは約束組み手であるが何回も練習すると何となくタイミングが掴めてくる。
 連突きでも重要なのは一回の捌きでは相手は崩れないが少しずつ体を狂わして行くとメビウスの球を展開出来るように段々と崩していく。

第11回空手道大会の記録

 

 


 相手の力を無力化する事・・・エンジンのピストン上死点のようなポイント(力がゼロになるポイント)が必ずある。力を前に向かってきたらそのまま前に、戻る方向にあるなら戻る方向に力を加えると相手の中心力が失う。

・ 相手より速く動く事・・・無力化は読んで字の如く 、相手の力をゼロにするのだから相対的に相手より速く動かないとゼロもしくはゼロ以下に成らない。

・ 相手に力を伝える事・・・突きやや蹴りを最大限に力を伝えるには肘や膝などに力を溜めないようにし、一気に解放する。

・ 無力化の受けの姿勢・・・従来のような剛を剛で受けるのではなく、静で受ける。相手の攻撃を力のポイントをマイナス側(飛んでくる方向の先側)ずらす事で受けは痛 みを抑える。無力化する事で静で受け、更に中心力を崩す。
 
  全てが基本の繰り返しによってボクシングで云うカウンターよりも強い力を伝える事が出来ると思う。何万回何十万回と繰り返してそのポイントを体に刻まないと 出来ない事である。
  心の隙というのは体の隙でもあり、相手を揺さぶって揺さぶって最後に決めるという事を目標に努める。無力化している上死点のようなポイントは相手の隙が見え隠れするポイントでもあると云う事。
 蹴りは踵を 上げないで蹴ることにより力を大きく伝える。膝に溜まる力を開放させることにより膝にかかる負担を軽減し、その開放した力を伝えると云う両方の利点がある。
 何でも共通して云えると最近は思うようになったが絶対的に基本は大事だ。見失ったら基本に返り、基本を繰り返す。その中でただ 遣るのでは考えながら遣る。又、指導者(館長)の一挙動一挙動を聞き逃さず、見逃さない事で変化を知る事ができる。

 

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更新日2009/01/08       Copyright SANKICHI Established 2005.9.24 All rights reserved.